大恭建興

現場の様子(永田の家2) その二

2020.10.24 / 家づくり

地盤改良工事からスタートです。

環境パイル工法という、木の杭を地中に圧入する手法。

今回は長さ5mの杭を34本打つ計画です。

この程度の規模ならば一日~二日で工事は完了。

施工された木製杭↓

この上にに基礎コンクリートが載るかたちになります。

その後、遣り方をを作り、基礎工事開始。

定番の床下エアコン仕様のベタ基礎です。

掘削 ~ 防湿シート敷 ~ 断熱材敷 ~ 鉄筋組立 ~ 鉄筋検査 ~

耐震等級3(積雪1.0m時)をクリアし、

また鉛直積雪荷重は2.0mで設計しています。

型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~ アンカーチェック ~

生コンクリート打設。

スラブと立ち上がりを同時に打つ “一体打設” により、打継が無くなります。

基礎断熱工法のシロアリ対策として効果的で、かつ基礎強度の向上が望めます。

養生期間を経て型枠解体。

地中梁方式のベタ基礎とすることで基礎立上りを少なくし(構造強度は担保しながら)

床下空間を開放的に出来ます。

目的は床下エアコンの暖気のめぐりを良くして、1F床面の温度ムラを減らす事。

一般的なベタ基礎と比べると、基礎内部に立上りが少ないのが分かるかと思います。

ここから大工工事です。建て方作業スタート。

土台を敷いて、柱を立てて、梁をかけて、

スムーズに、と言うか思ったより早めに建て方作業が完了。正味一日で屋根までかかりました。

ここ最近はテックワン工法と言う金物工法を用いる事が多く、

従来の在来工法と比べると建て方時の作業性に優れ、とってもスピーディです。

建て方作業二日目には耐力面材の施工まで順調に進みました。

壁の強度を使い分けて偏心バランスをとっているので、

場所ごとに釘の種類や間隔が違います。

間違いやすい部分なので、設計&監督&大工の間でしっかり擦り合わせが必要です。

しばらく大工工事が続きます。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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