大恭建興

現場の様子(刈羽の家) その五

2015.05.12 / 家づくり

上棟後はまず屋根ルーフィングの検査。
木造住宅の屋根というものは、2重の防水層で成り立ちます。
↓1重目はこのゴムアスファルト系のルーフィング。
止水性の高い防水シートです。
上棟後は速やかにこれを施工します。
シート同士の重なり長さなどに規定値があり、それらを確認します。
他にも破れやキズが無いかなど目視でチェック。



で、2重目の防水層が屋根材です。お馴染みのガルバリウム鋼板。
軽くて長持ち、コストパフォーマンスに優れる材料ですね。



外周部外壁にはダイライトを張りモノコック状の躯体に。
これと筋交いを併用して耐震性を高めます。
今回は長期優良住宅ですので、耐震等級2をクリアする仕様。
また、ダイライトは非常に透湿性が高いため、
グラスウールのような繊維系断熱材と相性が良い。
壁体内に湿気が溜まるのを防げるという事です。
正しく設計し、正しく施工すれば、壁内結露は起きません。



構造躯体の検査で、ダイライトに打ってある釘の種類や間隔をチェックします。
問題なければ透湿防水シートを張ります↓
この白いシート、工事現場でよく見かけると思いますが・・・
これは水蒸気は通すけど、水は通さない、というシロモノ。
雨具で言う所のゴアテックスです。
雨は防ぐけど、汗は外に逃がしてくれる。
木が蒸れない、腐らない、という事です。
もしこれがビニールのシートだったら大変なことに!!



サッシの取付も終わりました。
サッシはAPW330、樹脂スペーサー+アルゴンガス仕様。
性能と価格のバランスに優れた窓です。
熱交換換気扇はマーベックスの澄家、
アルミダクトが各部屋へ伸びます。
これから断熱材(グラスウール)の施工です。



小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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