大恭建興

現場の様子(麻生田の家) その三

2019.07.26 / 家づくり

ハコダケ仕様は耐力面材は使わずに、

スジカイだけで耐震等級2相当(積雪1.5m時)の耐震性を確保。

通常の仕様ではダイライトMSやモイスTMの様な耐力面材を使って耐力壁としますが、

費用対効果の最適化を目指し、潔くコストダウン。

外側に張ってあるのは石膏ボード。

耐力面材では無いので耐震性には関係ない部材ですが、

気密、断熱、諸々の都合で必要なモノ。

外壁の付加断熱材はネオマフォーム。

薄くても高性能な発泡プラスティック系断熱材です。

グラスウール100mm厚とネオマフォーム50mm厚が同じくらいの断熱性能という感じ。

このようなボード状断熱材による外張断熱(付加断熱)は施工手間が少なく、

雨天でも施工できるので非常にあんばいがいい。

あっという間にタイベックシート張が完了。

壁内はセルローズファイバー断熱材をブローイング。

隙間なくパンパンに充填されました。

壁内120mm厚 + 外張30mm厚 ダブルの断熱層となります。

外壁。

本来は屋根用に成型されたガルバリウム鋼板なんですが、

最近は外壁に使われる事が多くなってきましたね。

シンプルな横ラインが良い感じです。

ハコダケ仕様でも全熱交換型換気システムは外せません。

非熱交換型の換気システムと比べると、

家中の温度差が無くなり、冬の暖房時の体感がグッと良くなります

無垢フローリングは松や杉といった針葉樹がおススメ。

足ざわりが良くて暖かくて、比較的リーズナブルです。

今回は北欧さんのパイン材をチョイス。

こんな感じのハコダケ仕様の“麻生田の家”

8月下旬~9月上旬に完成見学会を開催させて頂く事になりました。

詳しい情報はまた後日アップしますので御確認のほどよろしくお願いします。

 

こういった見学会が開催できるのも施主様の御理解御協力のおかげです。

先輩御夫婦の御協力に感謝感謝。ありがとうございます!!

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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