大恭建興

現場の様子(関原南の家) その一

2024.03.11 / 家づくり

“関原南の家”

ついこの前まで積雪なんて全くなかったのに、地鎮祭直前に雪が降り積もる。

3月に入り油断しておりました。忘れた頃にやってくる白いヤツ。

でも土でぬかるむよりは良いかな。足元がドロドロにならないですし。

長岡の冬らしいビジュアルという事で良しとしましょう。

当日はちょっとしたトラブルで開始時刻が遅れましたが、無事に式を行う事が出来ました。

Oさま、清酒の香りはとれたでしょうか。

建物の四隅にお清めのお酒を撒く。

雪も白い、地縄も白い。四隅が分かりにくくてごめんなさい。

背景も白くてわかりにくいですが、とってもロケーションが良い敷地です。

敷地の南側に畑があって、その向こうに森を望む。

ほどよく高台になっているから視線の抜けも良くてGOOD。

外からの視線もほとんど気にならないでしょう。

カーテン開けっ放しで暮らせそうな雰囲気です。

これから建てる家を簡単に解説してみます。

ガレージと住宅の二棟構成。どちらも平屋で伸びやかなデザインです。

ファサードの外壁は杉板のスノコ張。

海外製の高耐久透湿防水シート(ウートップとかソリテックスとか)を用いる事で実現できる、

外壁内に雨が吹き込んでもOKという設計。

ヨーロッパのエコハウスで見かけるモノで、最近は国内でも事例が増えているようです。

「スノコ壁」や「ファサードラタン」と呼ばれています。

通常の外壁よりも通気量が増えるから外壁の表面温度が低くできるとか、

温熱面のメリットを見聞きしますが・・・

私としてはそちらよりも唯一無二のデザインが魅力。

他にもsmartwinやV2H、蓄電池などハイスペックな初採用品がたくさんありまして、

そのあたりは追々ブログで解説させて頂きます。

LDKは屋根なりの勾配天井で縦方向にも広々としております。

天井仕上は定番の木製格子で立体感を持たせて、その下地は吸音板を張って室内反響音を軽減。

リビングダイニングの南側には大きな窓を設けて、森を眺める。

その大きな窓を開ければデッキテラスに出る事ができる。

外の空気を感じながら、お茶を飲むもよし、焼肉するもよし。

平屋のようなワンフロアが広い間取りは、

冷気の廻り方をしっかりと計画してあげないと壁掛エアコン1台では均一に冷えません。

そこで今回は開放型の小屋裏冷房として設計しました。

ロフトの一部を冷房チャンバーとして計画し、

そこに設置した壁掛エアコン1台で全館冷房を行います。夏も家中快適です。

耐震等級3、HEAT20 G3グレード、耐震や温熱面も最高クラス。

外付ブラインドや内装左官壁なども盛り込み、超充実した設えとなっております。

ハイスペックロケーションハウスという様相です!!

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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