大恭建興

現場の様子(篠花の家) その四

2022.01.28 / 家づくり

1階の床は定番のオーク三層フローリング。

表層(一層目)がオーク材で下地がゴム材やスプルス材で構成される、

無垢フローリングと複合フローリングの良いとこ取りな製品。

天然木特有の乾燥収縮や反りが最小限に抑えられるので、床下エアコン暖房との相性もGOOD。

広葉樹ゆえに硬くてキズが付きにくく、木目も穏やかで他部との馴染みも良い。

ちなみに一層目のオーク材は3mmくらいの厚さで、見た目や質感は無垢そのもの。

傷ついたり凹んだりしても下地が見えるなんてことはありません。

その厚みゆえに「こんなの本物の無垢フローリングじゃない!!」という穿った見方もあります・・・

まぁ好みもあるでしょう。

「無垢材なんだから乾燥収縮や反りは当たり前、どんとこいや!」

という私のような人間には一枚物の無垢板をおススメしますが、

どちらかと言うと少数派。

収縮しない、反らない、無難な三相フローリングの方が人気です。

2階床は杉材。

床下エアコン暖房を採用している場合、

1階床と2階床の表面温度差が大きくなり、2階床はヒンヤリ感が出がちです。

それを軽減するために足ざわりが柔らかい(暖かい)針葉樹系のフローリングをおススメしております。

リビングの勾配天井は木製格子。

材料と大工手間を考えると相応に高価な仕上ですが、

価格に見合った上質な雰囲気が得られますね。カッコイイ。

また下地に張った吸音板により、高気密住宅特有の反響音を抑える効果もあったりします。

ちなみに中間の気密測定結果は、C = 0.19 cm2/㎡ でした。

十分な数値でしょう。

ただ佐藤君の話によると、竣工時測定はもっと良くなる予定らしい。

どうしても塞げない穴があったとかなんとか・・・

メインの外装材はウッドロングエコ仕上の杉赤身板。

杉板素地の持つ自然な質感が魅力の定番仕様。

経年変化で徐々にシルバーグレイ色になっていき、それがまた良い。

そういった灰色化を受け入れられれば、基本的にメンテフリーに近い優秀な外装材と思います。

エントランス付近はダイキョーとしては珍しい塗材仕上の外壁。

ジョリパットのエンシェントブリック仕上。

いつも外壁はガルバリウム鋼板か木製かの二択ですから、佐藤君のこだわりが出ているところ。

表面の細かな凹凸やムラ感が写真では伝わらないけれど、なかなか上質な雰囲気が出ております。

今現在、内部では内装屋さんが仕事しています。

珪藻土クロス貼、一部ヌリカベDIYを予定。

2月末の完成見学会に向けて、現場はラストスパートです。

弊社ホームページでも告知している通り、

2月26日(土曜日)27日(日曜日)の二日間、完成見学会を開催させて頂きます。

佐藤君の御実家です。御家族の御理解ご協力に感謝。

性能、デザイン、質感、諸々がハイレベルにまとまっている素敵なお宅です。

家づくりを検討中の方々にぜひ見て頂きたい。

なお、両日共、午前中の予約枠は埋まりました・・・午前枠はいつも人気です・・・

見学希望の方々は早めに御予約頂ければと思います。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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