大恭建興

現場の様子(川崎の家2) その二

2021.09.06 / 家づくり

地盤調査の結果に基づいて地盤改良工事を行います。

定番の環境パイル工法。

防腐防蟻処理された木製の杭を専用重機で下穴をあけて、圧入していきます。

一般的な湿式柱状改良と違い、

セメント系固化材を使わないので有害物質(六価クロム)発生の心配がありません。

また、セメント杭と比べて撤去も比較的容易なので(遠い将来の話)、それもメリットですね。

直径120~150mm、杉丸太を薬剤処理したもの。

今回は長さ5mなので一本モノ。それ以上に長い場合は専用金具で継いで施工します。

地盤改良工事完了後、やり方を設置。

外部給排水管も先行して施工。

定番の床下エアコン仕様のベタ基礎。基礎内部の立ち上がりが少ないのが特徴です。

掘削 ~ 砕石敷 ~ 断熱材敷 ~ 防湿フィルム敷 ~ 外側型枠組立 ~ 

鉄筋組立 ~ 鉄筋検査 ~ 

型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~ アンカーチェック ~ 

生コン打設(スラブと立ち上がり一体打設) ~ 

養生 ~ 型枠解体 ~ 

これで基礎コンクリートが完成。仕上がりも上々です。

ヒノキ材の土台にホウ酸系防腐防蟻材を噴霧してから、土台を敷きならべます。

建て方作業。

ウッドショック前は、

構造用集成材とテックワン金物を用いた金物工法だったので建て方作業もスピーディでした。

ウッドショック後は構造用集成材が高騰品薄なので、

無垢杉製材を主にした従来の在来工法に変更しております。

(少しでも材木価格を抑える工夫をしてます!)

金物工法は梁も架けやすいし、接合金物の取付も簡単で(ドリフトピンを打つだけ)

メリットが多いのだけれど・・・

ストローグなどの無垢製材対応接合金物もありますが、価格を考えると在来工法になるかな・・・

悩ましいところです。

無事に上棟しました。

Hさん、おめでとうございます。

今までベイマツや集成材だった梁や小屋組が、杉材になりました。

見慣れぬビジュアルなのでなんだか新鮮。

ただ、構造計算上、高強度のベイマツや集成材が使えない(使いにくい)のはなかなか辛い。

特に中越エリアは積雪荷重1.5mとか2.0mとかで検討する事が多く、

太くて強い梁が欲しくなるんです。合理的な架構計画が求めれます・・・

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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