大恭建興

自邸の様子(夏はこんな感じ)

2021.08.06 / 家づくり

暑いですね。

いよいよ天気予報の最高気温が35℃を超えてきました。

屋外で一日中作業している現場の職人達には頭が下がります・・・

お疲れ様です。

熱中症に気を付けて頑張って頂きたいと思います。

そんな状況下でも我が家は1台のエアコンで24時間全館冷房中。

外は灼熱でも「ただいま~」と玄関ドアを開ければそこは木陰の涼しさ。

非常に快適であります。

ただ、壁掛エアコン1台で全館冷房という手法は温度ムラが出やすく、

快適に運営するには少しコツが必要です。

自邸で行っている対策的なものを簡単にご紹介しましょう。

我が家はエアコンから一番遠いLDKの室温が高めな傾向なので、

廊下にサーキュレーターを設置して常時送風しています。

新築時に購入したバルミューダのグリーンファンはかなり優秀です。

サーキュレーターからLDKまで8mほどの距離がありますが、

中風量(2/4)でも十分に風が届きます。

扇風機ではだめですよ?

風を遠くへ送ることに特化した “サーキュレーター” が必要です。

DCモーター搭載で大風量のモノを小風量~中風量で運用するのがおすすめ。

そうすれば省エネで音も静かだし、機械への負担も少ない。

子供部屋や寝室には廊下の空気を室内へ送るファンがありますが、

ドアを開けておけば個室は十分涼しくなるので、ほぼ使ってません。

LDKには東向きの大窓があり、朝はここから直射日光が差し込み室温がグングン上昇します。

外側にアウターシェードを設置して日射遮蔽していますが、これが無かったらLDKは灼熱。

窓の日射遮蔽は快適な全館冷房の基本ですね。

直射日光以外にも、夏も冬も窓からは大量の熱の出入りがあるので、

やはりカーテンやスクリーンの設置も効果的。

この時のガラス表面温度31℃ほどですが、

ハニカムスクリーンを下げてある部分は28℃。

たかが3℃の差ですが窓面積が大きいので室温に与える影響も大きい。

温湿度計の様子。

左上と右上がリビング、右下が寝室、左下が外気温。

外気温が35℃でもリビングまで十分に冷えています。

ちなみにエアコンの設定温度は26~27℃。

室温≒エアコン設定温度 という感じ。

快適な冷房のポイントをまとめると・・・

 

〇窓の外側にスダレやスクリーンを設置して直射日光を室内に入れない

〇窓の内側にカーテン等を設置してガラスからの輻射熱を抑える

〇サーキュレーターを置いて冷気を循環させる

 

こんなところかと思います。

適切な対策を施して、夏を快適に過ごしましょう。

 

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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