スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2021.07.30
大規模断熱改修工事 その二

外壁の断熱補強に続き、天井の断熱性能も強化します。

“窓”や“外壁”と比べると“天井”から出入りする熱量はそれほど大きいものではないので、

外皮計算上はそれほど重要なファクターではありません。

(Ua値やQ値に与える影響は小さい)

しかし夏場、太陽熱で高温になった小屋裏空間が屋内空間へ与える影響は大きく、

屋根直下階が暑くなりがち。

それを軽減するためにも断熱材を増し吹きする価値はあると思われます。

もともとセルローズファイバーが250mm施工してあったところに、

さらに150mm増し吹きして、合計400mm厚とします。

現状は桁上端まで200mmほどの余裕があるので、そこに200mm程度追加。

事後に沈下する可能性も考慮して設計値150mmよりも厚めに施工します。

スケールが埋まるくらいたっぷりと施工。

まるでセルローズファイバーの海。落ちたら溺れそうです。

(溺れる前に天井が抜け落ちるかな!)

“床”の断熱層も補強します。

この部位も“天井”と同じく、外皮計算上は大きな要素ではありませんが、

冬場の体感には大きく影響する部位。

床断熱を強化すると“床”からの熱損失が減って“床”の表面温度がUPするので、

冬場の体感が良くなります。

同じ室温でも床面の温度が1℃違うと大きな差を感じるものです。

「室温と体感温度は違うよ!」という温熱環境の基本ですね。

住みながらの工事なので、床を剥がすというのは現実的ではなく、

必然的に下からの施工となります。

床下空間に潜って下から発泡ウレタン断熱材を吹き付ける作戦をとりました。

凹凸があっても隅々まで断熱材を施工できるので、こういう時に重宝する工法ですね。

100mm程の厚みで隅々まで吹いてもらいました。

床下空間を這いずり回りながらの施工、楽な仕事ではないと思います。

施工屋さん、ありがとうございました。

工事は後半戦、現場は追い込みです。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士

大恭建興の家づくりについて
もっと知りたい方

その他、ご予算や立地条件に応じて
適切な仕様をご提案いたします。