昨今の住宅は気密性能の向上により、24時間換気が義務付けられています。
人間の呼吸等で室内空気は汚れるので、
隙間が少ない高気密住宅は換気が必要、と言うこと。
室内の空気が2時間に1回、全部入れ替わる様に換気扇を設置します。
これを計画換気と呼びます。
住宅の断熱性能(≒燃費性能)向上させようとすると、
床(基礎)、壁、天井(屋根)、窓の熱抵抗値をとにかく上げ、
高断熱な箱を造るってのがオーソドックスな手法ですが・・・
どんなに躯体の断熱スペックを上げても24時間換気は必須なんです。
県内で一般的な換気方法である第三種換気だと、
せっかく暖めた(冷やした)室内空気を排気ファンで外に捨て、
給気口から外気を室内に取り込みます。
暖房時は冷たい外気が入ってくる、冷房時は熱い外気が入ってくる。
冷暖房期においては、これは大きな熱ロスです。
そこで出番なのが、熱交換換気システム。
排気と給気の“熱”のみを交換してくれる魔法の換気扇。
冬を想定し、外気温が0℃、室温が20℃、交換効率80%とした場合、
この換気扇を介して外から入ってくる新鮮空気の温度は16℃程度。
汚れた空気と一緒に捨てるはずの“熱”を回収し、室内に戻してくれるのです。
↓マーベックスさんカタログから抜粋しました!
大沼新田の家には、マーベックスの澄家-Ecoと言う熱交換換気システムを導入予定。
ハイスペックな省エネ住宅には積極的に採用していきます!
熱交換換気システム
2014.06.10 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士