環境パイル工法による地盤改良工事完了後、遣り方を作る。
これが基礎の平面的な位置や高さ基準となる。
基礎工事。
掘削~断熱材敷~鉄筋組立~鉄筋検査~型枠組立~アンカーボルト設置~
アンカーチェック~コンクリート打設。
地中梁方式のベタ基礎。
耐圧板と立ち上がりの生コンを同時に打設する“一体打ち”とすることで、
打ち継ぎのない基礎となり、耐シロアリ性がUP。
また、基礎の立上りが少なく、床下エアコンの暖気が効率よく巡る。
基礎工事を終えたら土台敷き作業。
アンカーボルトの穴をあけたら、ホウ酸系の防蟻材をまんべんなく噴霧。
継手などの凹凸部にもしっかり薬剤が染み込むように。
建て方作業。
この規模なら1日~2日で組みあがります。祝上棟。
上棟後速やかに屋根の防水シートを施工。
その後、屋根材(ガルバリウム鋼板)の施工。
耐力面材の施工。
準防火エリアという事でモイスTMによる防火構造で対応。
この面材が気密ラインとなります。
ジョイントには気密テープを貼って隙間をつぶしていく。
外壁の付加断熱材はネオマフォーム。
薄くても高性能な発泡スチロール状のボード断熱材です。
グラスウールによる付加断熱と比較すると
雨天時の施工が容易で、下地木材が不要なため大工手間も少なく済む。
断熱材そのものは高価ですが。
密集地で隣地境界線に近接して建てるような時、
物理的にあまり壁を厚くできない事もあります。
そんな時はこういう薄くて高性能な断熱材が役に立ちます。
見せ場の吹抜大開口。
しばらく大工工事が続きます。