積雪が減るのを見計らって、
環境パイル工法による地盤改良工事を行う。
この頃はまだ誰も大雪を予知していなかった・・・
完了後、遣り方(やりかた)を作る。
木の柵のような仮設物。
基礎コンクリートを作る際の高さや位置の基準となる。
晴れ間をみて、基礎工事を進める。
地面掘削~砕石敷き均し~断熱材敷設~捨てコンクリート打設。
ここまではよかった、ここまでは。
この辺りから寒波の第二波、三波が襲来。
新潟市内では滅多にない積雪量となる。
旧新潟市でこの量は異常ですよ。
ピーク時は工事どころではなく、現場に行けないような状況。
鉄筋を組み立てたあと、ブルーシートで全体を覆い、時を待つ。
雪の合間をみて鉄筋検査を行い、型枠を組み立てる。
そしてまたブルーシートで覆い、時を待つ。
除雪作業をしながら、雪が落ち着くのを見計らい、
テントの骨組みを組み立てて、生コン打設。
速やかにブルーシートで覆い、仮設テントを作る。
べた基礎一体打ちだから加温養生も一度で済む。副次的なメリット。
この中でストーブを焚き、
外気は氷点下ですが内部はポカポカ。
暖かい空気の中でコンクリートの硬化がスムーズに進む。
幸い、この頃には雪も落ち着いてきました。
高橋と佐藤が仲良く現場に泊まり込みで監督業務をこなしてくれた。お疲れ!!
養生期間を経て、型枠解体すれば基礎が完成です。
「新潟市だからそんなに積もらないでしょ!!」
って皆が思っていた冬の基礎工事。
市街地だから雪のやり場が無く除雪にも限度があるなかで、
各業者、頑張ってくれました。
感謝!!
現場の様子(新石山の家) その二
2018.02.24 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士