大恭建興

壁の断熱材が220mm厚

2015.06.24 / 家づくり

今期の物件はQ値が1.0W/㎡・kを下回る超高断熱住宅がいくつかあります。
新住協的に言うと「キューワン住宅」。
これから着手する「中貫の家」の新築部もそうです。
①サッシの高断熱化②熱交換換気の導入、の次のハードルが③外壁付加断熱。
柱の内法に断熱材を充填し、柱の外側にも断熱材を付加する。



上記の①と②だけではQ値1.0を切るのは至難の業。
やはり外壁付加断熱は欠かせないのです。
過去にグラスウールボード45mm厚の付加断熱をしたことはありますが、
今期、目論んでいるのは100mm厚の付加。
軸組間120mm+付加100mm。合計220mm厚です。
スタディのため、外壁の断面構成が一目でわかるモックアップを作ってみました↓
室内側から・・・
防湿フィルム、
柱(断熱材)、
ダイライト、
付加下地(断熱材)、
タイベック、
外壁下地、
です。
これなら素人の方々にもわかりやすいでしょう。



断熱材の種類や工法は“手段”であって“目的”ではありません。
パッシブな要素も取り入れ、
いかに省エネルギー性能の高い建物にするか!?そこが大切。
総合的なバランスが求められます。
Q-pexによると暖房負荷は16.51kw/㎡。
一般的な住宅(次世代基準)の1/5程度の暖房エネルギーで済むということ。
これに電気代を掛ければ暖房費用の目安となります。
ただ、色々情報収集すると実燃費とは程遠いらしく、
現実は1.5倍~2.0倍くらいの安全率を見ておくと丁度良いとか。
施主さんのご協力の元、
お引渡し後の実燃費データーをとりたいと思ってます。



小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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