大恭建興

現場の様子(緑町の家3) その三

2019.09.19 / 家づくり

耐力面材の施工。モイスTM。壁倍率2.7倍。

その後、耐力面材の継ぎ目に気密テープを張って、

付加断熱下地木材取付。併せてサッシ(窓)も取り付ける。

外壁面よりも室内側に窓が取り付く、インセット納まり。

サッシが外気に触れる面積が減るので、温熱的にも有利になり、フレームの防露性もUP。

高性能グラスウール16k  105mm厚を充填。

綿状の断熱材を隙間なく入れていきます。

断熱材を入れたら速やかに透湿防水シートを張る。

グラスウールのような繊維系断熱材は一度濡らしてしまうとなかなか乾きません。

濡らしちゃいけない断熱材なので、雨天時の付加断熱施工は大変です。

現場監督泣かせな仕様であります。

基礎の外周部に発泡プラスティック系断熱材を張っていく、基礎断熱工法。

基礎断熱の標準仕様はコストとシロアリに配慮し、基礎内断熱としています。

基礎コンクリートからの熱損失って結構大きいので、

ホントは基礎外断熱も併用したいところ。

ただ、外側に断熱材を施工する場合は防蟻断熱材を使う必要があり、

これがなかなか高価。

費用対効果の面で悩ましいところです。

高断熱住宅と言うモノは上を見ればキリがないので、

コスパを考えながらバランスの良い仕様を決めていくのが重要。

これがまた難しいんですが。

窓は定番のYKKAPのAPW430。なんだかYKKAPの窓を使う事が多いですね。

結露しにくい樹脂フレームにトリプルガラスが入った高断熱サッシです。

この窓は室内側に開くタイプで「ツーアクション窓」というモノ。

ガラス外側の掃除がしやすかったり、外部にスダレを掛けられたり、

色々なメリットがある変わった窓です。

柱内は高性能グラスウール16k 120mm厚。

付加断熱と併せて225mm厚の分厚い断熱層となります。

防湿シートも綺麗に張られました。

湿気が壁の中に入り込まないようにするための“防湿シート”

壁内結露を防ぎ、断熱性能を長持ちさせるために重要なモノです。

コンセントボックス、配線、給排水管などが防湿層を貫通するわけですが、

そういう部分を隙間なく気密テープ等でキッチリ塞ぎましょう。

もうすぐ外壁工事がスタート。

ガルバリウム鋼板(スパンドレル)とレッドシダー羽目板を組み合わせて、

とっても素敵な外観になる予定。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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