大恭建興

現場の様子(寺泊の家) その二

2025.11.09 / 家づくり

せっかく新しいバイクが手元にあるので、冬になる前に少し遠出してきました。

日本一周だって出来るはず|ブログ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興

行きは長岡ICから信州中野ICまで高速道路でGO。

長野の峠道を紅葉横目に走り回って、帰りは国道117号でゆっくりと。

一日で600km程走りましたが、

この手のバイクはやっぱりすごいんですね。疲労感がほとんど無いんです。

これがドゥカティだったら体のあちこちが痛くなって疲れ果てるんです。

その理由は乗車姿勢なのか、エンジン特性なのか、風防なのか、、、

手練れの年配ライダーがこういうバイクを好む理由がわかった気がします。

“寺泊の家”

環境パイルS工法による地盤改良工事からスタート。

地中梁仕様の一体打設ベタ基礎を作って行きます。

地中梁仕様 = 基礎立上が少なく開放的な床下空間となり床下暖房の効率UP

一体打設ベタ基礎 = コンクリートの打継がなく(隙間がなく)耐白蟻性能UP

内基礎断熱工法で床下暖房を行うならば、この組み合わせが諸々とあんばいが良いのです。

基礎コンクリート完成。

密実で美しい仕上がりです。

信頼と実績の小池左官工業。いつもありがとうございます。

ここから大工工事。まずは土台敷きから。

ヒノキの角材にアンカーボルトの穴をあけてナットで締め付けていきます。

ちなみに短いボルトはM12サイズ、長いボルトはM16サイズ、

すべて構造計算で引抜力を求めたうえで位置や太さを決めています。

(逆に言うと、一昔前は構造根拠もない雑な施工が多かったのがこのアンカーボルト)

(出来上がったら見えなくなるし)

土台敷を終えたら1階の柱を立てる。人力で行うのはここまで。

この先は大きな梁を架ける必要があるのでクレーン車の登場です。

柱は105mm角で長さ3mほどですから一人で持ち運びできます。

0.105 × 0.105 × 3 × 0.4(杉気乾比重) = 0.0132 TON  ≒ 13kg 

梁は大きいものだと105mm×390mmという断面で、長さは4m超。

0.105 × 0.390 × 4 × 0.55(米松気乾比重) = 0.0900 TON  ≒ 90kg 

重量級の成人男性一人分。

そんなものを不安定な足場の上で扱うのは大変ですから、

現代の建て方作業にクレーン車は必須なのであります。

ウッドショック以降、構造梁には杉材(県産材)を使っておりましたが、

今回は米松材(輸入材)に変更しております。

杉よりも強度が高いので梁のサイズもワンサイズ下がり骨組みが細くスッキリと見えますね。

ダブスタクソおやじ!! と罵られそうですが、地産地消も謳いつつ輸入材も使います。

社会情勢は常に動いているのです。ベストバランスを探り続けます。

無事に上棟しました。T様おめでとうございます。

ほぼ平屋で階高を抑えた低重心設計。どっしりとしたプロポーションです。

ここからしばらくは木工事が続きます。折田棟梁に腕を振るっていただきましょう。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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