工事後半戦。
昔の家は玄関土間床には断熱材が入っておりません。
基礎断熱という概念がまだ一般的では無い頃ですからそんなもんです。
でもそれでは玄関が寒くなるし土間床が結露してしまうので、
ここもしっかりと断熱改修を行います。
既存の土間タイルと下地コンクリートは振動ドリルで解体撤去、
床と立上りにPSF断熱材を入れて、新たにタイルを張ります。
ちなみにタイルを張る左官屋さん、職人不足が深刻です。
左官屋さんで60歳代はまだ若手だというくらい、人が居ません。。。
誰か左官職人を紹介してください。。。
内装屋さんも楽し気に仕事してました。
パテ下地処理 ~ 珪藻土クロス貼り という工程です。
Y沢さん、いつもありがとうございます。
珪藻土クロスは比較的安価に自然素材の質感を得られるので、
ダイキョーでも定番の内装材となっております。
ただ、
ビニールクロスと比べると施工性が悪い(貼りにくい)と言われておりまして、
経験が少ない職人さんには嫌がられたりするし、仕上がりがイマイチだったりもします。
そんななか、文句も言わずにキレイに貼ってくれる職人さんは本当にありがたい。
内装工事を終えたら設備器具を設置して、その後クリーニングが入り、ひとまず完成です。
工事前と工事後、同じ画角で比較写真を撮ってみました。
工事前(ビフォー)のLDK↓
工事後(アフター)のLDK↓
間仕切り壁を取り払って、開放的なLDK空間へ生まれ変わりました。
工事前(ビフォー)は木目調の新建材ばかりの内装でしたが、
工事後(アフター)はオール自然素材の上質な内装へイメージチェンジ。
経年劣化しかしない内装から、経年変化(美化)が楽しめる内装へ。
工事前(ビフォー)のLDK↓
工事後(アフター)のLDK↓
断熱改修に伴い、部屋毎に熱源を設置して暖冷房していたものが、
一台の熱源(エアコン)で家中を暖冷房できるようになります。
そうすると部屋を仕切る必要が無くなり、建具や間仕切壁が最小限で済むんですよね。
開放性が得られるし、家中どこに行っても快適な温度で過ごすことができるようになる。
断熱性能UP → 間仕切壁や建具不要 → 間取りの自由度UP という構図です。
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施主様からの御要望の丸いニッチ。
現場の職人が少しだけ苦労して作ってくれました。ありがとうございます。
これはやっぱり外せない、海外製食洗器。
ボッシュ製の60cm幅。ダイキョーでは標準装備となっております。
Q-pexで工事前と工事後の温熱性能を評価してみます。
工事前(ビフォー)の計算結果↓
工事後(アフター)の計算結果↓
Ua値(工事前):0.92W/㎡・k → Ua値(工事後):0.28W/㎡・k
暖房負荷(工事前):141.2kWh/㎡ → 暖房負荷(工事後):30.4kWh/㎡
冷房負荷(工事前):26.0kWh/㎡ → 冷房負荷(工事後):11.7kWh/㎡
年間暖冷房費用(工事前):¥209,075 → 年間暖冷房費用(工事後):¥52,561
机上の計算ではありますが、省エネ性能が劇的に改善されているのがわかります。
断熱スカスカだった家が、HEAT20のG2水準までアップグレード。素晴らしい。
なお、気密測定は年明けに実施予定です。
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ウェブサイトで告知しているとおり、
1/18(土曜日)と19日(日曜日)の二日間、完成見学会を開催させて頂きます。
施主様の御理解と御協力に感謝です。
ふだんあまり見る事が出来ない、リノベーション住宅の実例です。
真冬の一番寒い時期での開催ですから、全館暖房の具合も御体験頂けます。
新築住宅が高騰する昨今、
快適な住環境をちょうどいい費用感で実現するリノベーションは、
現代日本における家づくりの新しいスタイルと言えるでしょう。
ぜひ見に来てください。
御予約は下記URLからお願いします。
1月18日(土),1月19日(日)長岡市希望が丘南にて予約制のオープンハウスを開催します。|お知らせ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興