大恭建興

自邸の様子(脱衣場の床は無垢材でも大丈夫)

2024.04.22 / 家づくり

我々が作る家の床材は基本的にオイル仕上の無垢材です。

無垢材ってのは本物の木という事で、住宅の床材としては至高のモノだと思っております。

利点は様々で、特に素晴らしいのは、

経年変化で味わいが出てくることと、研磨再塗装が簡単にできること。

以前もブログで書いておりますが私、

家中の床はすべて無垢材で良いと考える無垢材原理主義者であります。

当然自邸の床は、キッチンもトイレも脱衣場もすべて無垢材です。

自邸の様子(ぜんぶ無垢床でいいと思う)|ブログ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興 (daikyo-kenko.co.jp)

しかし、最近少し気になってきたのが脱衣場の床の肌荒れ具合。

このようなバスマット(モイス)を使っておりますが、それでも床は濡れます。

家族四人で6年と半年濡らし続けました。濡れては乾き濡れては乾きの繰り返しです。

エアコンによる全館暖房の家は床が濡れてもすぐに乾くので、カビや腐りは全くありません。

ただ、オイル仕上の無垢材なので湿潤と乾燥を繰り返すと表面のかさつきが目立ってきます。

当初はスベスベだったものの油分が失われてガサガサしてくるんですね。

少し白っぽくなっているのがわかるでしょうか?

入居以来、特に何も手入れをせずに6年半。

脱衣場の床だけ再塗装することにしました。

用意するのは下記の四点。

・ランダムサンダー

・サンドペーパー#180

・ラッペンワックス(蜜蝋ワックス)

・ボロ雑巾

まずはランダムサンダーで表面を研磨します。

ガサガサした表面を滑らかに整えるイメージ。

木そのものの素地の色が出てきて白っぽくなりました。

電動工具を使っているから研磨作業はあっという間に完了します。

これを持ってない人は手動で頑張りましょう。

そこにオイルを塗っていきます。

塗るというよりも、薄く擦り込むイメージ。木目に沿ってこすります。

塗装と言うとハードル高そうに感じるかも知れませんが、

この手のオイル塗装は比較的イージー。誰でも出来ます。

厚塗りにならないように気を付ければそうそう失敗もありません。

スプーンでオイルをチョンチョンと配る感じでもOK。

これをボロ雑巾で伸ばしていく。

自宅の脱衣場は2帖に満たない広さで、作業自体は15分ほどで完了。

大した手間ではありません。

ビフォー↓

アフター↓

ビフォー:全体的に油分が失われて白っぽくカサカサしている。

アフター:白い部分が無くなって均質な濡れ色になっている。

写真だと差が分からない・・・!!

実際に触ると、“ガサガサ→スベスベ” が良くわかるんですが。残念。

・・・

言いたいことをまとめると、、、

こういうお手入れを自分ですることが出来るならば、

脱衣場の床はオイル仕上の無垢材でも問題ない。

こういうお手入れをしたくないのであれば、

ビニール系床材のような耐水性のある仕上材がベター。

自邸に関しては、私がお手入れできるので無垢材よかったと思います。

お手入れと言ってもほんの少しの労力ですから、

メンテフリーに拘って新建材を使うよりも、

お手入れしやすい無垢材の方がベターだと感じます!!

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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