大恭建興

現場の様子(今町の家3) その三

2024.03.15 / 家づくり

上棟後は風雪が吹き込まないように早めに外周部を固めます。

手がかじかむ寒さの中の作業、大工の皆様ありがとうございます。

耐力面材施工 ~ 釘の施工状況チェック ~ 気密テープ処理 ~

外壁付加断熱材施工。

以前はこの付加断熱をグラスウールで行っていました。

新住協の考えに沿うのであれば、

発泡ボード系断熱材ではなくてグラスウールとすべきところなんですけど、

メリットデメリットを勘案し、

現在は発泡ボード系断熱材であるネオマフォームに落ち着いております。

施工側の都合ではありますが、

グラスウールと違って水濡れOKというところがポイントで、

新潟のような降雨降雪が多いエリアでは重宝します。

そのネオマフォーム。

現在は45mm厚を標準仕様としておりまして、御要望に応じて更に厚くすることも出来ます。

ワンランク厚くするなら60mmかな。

“花園南の家3”ではこの付加断熱を100mm厚としました。

それ以上は外壁重量による垂れ下がりも懸念されるので、上限値でしょう。

また費用対効果のバランスもあるので、壁内充填+外張という断熱仕様であれば、

それ以上は必要ないかな。

タイベックシート施工 ~ 防水テープ処理 ~ 外壁下地木材施工 ~ 防水検査 ~

見えないところの気密処理。

C値0.1~0.2 cm2/㎡をコンスタントに叩き出す職人達の熱意。

下の写真は窓台や柱、窓下地材の隙間を気密テープで塞いだ絵。

こちらの写真は土台の継手にテープを貼ったところ。

一般的には処理しなくても良いところと思いますが、塵も積もれば山となるのですね。

中静棟梁の熱意には頭が下がります。

少し前から、基礎断熱の仕様を少し変えております。

今までは基礎内断熱(スカート断熱)だったのが、

今後は基礎内断熱(スラブ上全面断熱)が標準です。

基礎スラブコンクリートからの熱損失を抑え、更なる暖房エネルギーの低減を狙います。

床下を点検するとき、キャスター付きの寝板で床下空間を動き回るのですが、

スラブ断熱材が傷むのを防ぐために上に養生板を張ってみました。

また、スカート断熱と違って、段差がないフラットな納まりになるので点検者も移動しやすい。

ルンバのようなお掃除ロボットも効果的に使えると思います。

壁内にグラスウールを充填。高性能16kの105mm厚。

室内側にポリエチレンシートを張って防湿層とします。

天井断熱材施工。

セルローズファイバー350mm厚。

このあたりで中間の気密測定を実施。

はい、いつも通りの超高気密です。

中静棟梁、いつもありがとうございます。

棟梁が床材を張っています。

1階床はオーク材のオイル仕上。

純粋な無垢材ではなくて、表面に3~4mm厚の挽板を張ったモノです。

質感は無垢材と同じですが、乾燥収縮による反りや隙間がほとんど出ないので、

床下暖房の家はこれを標準仕様としております。

2階の床はあずみの松のオイル仕上。

針葉樹ならではの柔らかい足触りが魅力。

床下暖房が無い2階でもヒンヤリ感を感じにくいので、2階は針葉樹がおススメです。

大工工事は佳境です。

各種仕上工事に続きます。。。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

大恭建興に相談してみませんか?
突然の訪問や無理な営業活動は一切いたしません。
新築、リフォーム、住まいに関する疑問・質問などお気軽にお問い合わせください。
カタログのご請求や見学会の来場予約もお待ちしております。
ページ上部に戻る