「無垢フローリングってメンテナンスが大変なんでしょう?」
という意見を頂く事が度々あります。
一般住宅において、デメリットよりもメリットが圧倒的に多いので
ダイキョーでは自然オイル仕上の無垢フローリングが基本仕様です。
(諸事情で複合フローリングを張ることもありますがレアケース)
社内でも “住宅の床=無垢フローリング” が共通認識。
疑う余地もないというか・・・それくらい当たり前な事です。
しかし自分自身、
一昨年まではアパート暮らしだったので
無垢フローリングの家に暮らしたことはありませんでした。
実際に住んだことが無いくせに
「無垢フローリングの家は良いよぉ」
などと言い放っていたわけですね。
適当なヤツですね。
そんな私が
無垢フローリングな家(自邸)に住み始めて一年半が経過しました。
まぁ結論から言うと
「無垢フローリング万歳!!」
という感じなんですが、皆さん気になるのは
噂に聞くデメリット系の話かと思います。
以下に自分が感じた事を書き連ねてみます。
シミや汚れが付きやすい?
ウレタン塗膜でツルテカの複合フローリングに比べれば
オイル塗装である故、汚れは付きやすいです。
しかし “比べれば” というくらい、個人的には些末な事。
飲み物こぼしたりしてもすぐに拭けば問題なし。
こびりついた汚れも水拭きすれば大抵の汚れは落ちます。
注意すべきなのは、「濡れた状態で放置」すること。
結露したコップを一晩置きっぱなしにするとか、
シミになる可能性大です↓
多少の汚れやキズも味のうち、と考えればどうという事は無いですが。
どうしても気になるようならば表面をサンドペーパーで研磨しましょう。
大抵のシミやキズはそれで綺麗になっちゃいます。
普段のお手入れは?
特に何もしていません。
日常的に掃除機をかけるくらいで特別な事は何もないです。
ホコリや髪の毛を絡めとる、お掃除モップ的なモノも使えます
(薬剤含有のウェットタイプはダメ)
(針葉樹系だと繊維が引っ掛かるかも)
ダイニングで子供が食事をすると床も汚れがちなので
汚れがひどい場合は固く絞った雑巾でゴシゴシ。
それで十分綺麗になります。
自宅の床はプラネットカラーのラッペンワックスという
蜜蝋ワックス仕上げ。
同メーカーが販売しているメンテナンス用ワックス
“カルナバワックスエマルジョン”
これを使って水拭きすると汚れの落ちがすごく良い。
油分の補給も同時に行えるので、木肌もスベスベ感も復活する。
汚れやすいキッチンの床とダイニングの床は2~3か月に一回、
これで清掃しています。
昨年末の大掃除は家中の床を子供と一緒に拭きました。
ただただ雑巾で水拭きする感覚です。
一年半も暮らしていると、
木肌には自然な照りが出てきて、良い具合に経年変化が始まります。
肌触りもGOOD、風合いも良い。私としては大変満足です。
ただ、複合フローリングが悪だというつもりもありません。
住み方や使い方によってはそちらが“適”という事だってあるでしょう。
でも基本はやっぱり無垢フローリング。
おススメです。