“新栄町の家2”
ダイキョーの新築住宅は全棟気密測定を行っております。
気密工事完了時に一回、竣工時に一回、合計二回。
専用の気密測定マシンを用い、屋内を減圧して家中の隙間の総量をチェックします。
ずいぶん前からどの現場も C値 = 0.1~0.2 cm2/㎡ という測定結果で
これ以上の高気密は無いという状況であります。
手練れ職人達の施工によるものですね。
(気密を担保しやすい設計も一躍買っているはず)
そういう状況でも、やはり人間が工事を行うわけですからエラーはあるはず。
工事中に行う気密測定は「間違いなく気密化できている事の確認」という意味合いがあります。
何事もチェックは大切。
今回は施主様立会のもと、中間の気密測定を行いました。
結果はいつも通りの超高気密。C値 = 0.1 cm2/㎡。
施主様の前で、工務店としての面目を保つことが出来ました。
だんだん気密性能のハードルが上がっていくので、ここで書いておきますが、
「C値 = 0.5 cm2/㎡」とかでも十分良い数値です。誤解なきように。
その後、
ゴーストバスターズのような装備の内装屋さんが工事を進めて行きます。
下地パテの研磨マシンですね。
今までは手作業で削っていたパテを電動で行える代物。
作業効率がグッと向上し、集塵機能もあるとか。
昨今の電動工具の進化は凄まじい・・・
一部の壁は施主様によるヌリカベDIY。
高橋監督の施工要領レクチャー後、御自分で塗って頂きます。
バケツに入っている既調合の漆喰材をよく混ぜて、ローラーで塗っていきます。
自分で塗れば愛着も沸く。
そして上に塗り重ねる事が出来るから、汚れたりしても自分で補修も出来る。
内装工事完了後、設備器具を取り付けて、最後にクリーニングが入ります。
ここまでくるとほぼ完成です。
竣工現場検査をスタッフ皆で行います。
キズや汚れの洗い出し、室内建具やサッシの可動確認、設備器具の稼働確認、等。
検査での指摘箇所は後日是正して、お引き渡しとなります。
畳 + 障子 + 格子天井 = 日本的で美しい
テラス窓の外側には6帖ほどの屋根付のウッドデッキがあります。
外ゴハンを食べたりする贅沢な空間です。
私ならここで炉端大将を設置して肉を焼きます。
後日、庭に植栽が入って隣家からの視線もカットできる予定。
建物が無事に出来上がりました。
後日、造園屋さんが入り、素敵な庭が造られる予定です。
・許容応力度計算による耐震等級3(積雪1.0m時)
・Ua値 0.23W/㎡・k(Q-pex4.20) ※HEAT20 G3グレード・断熱等級7
・C値 0.11 cm2/㎡(中間時実測、竣工測定はこれから)
・床下エアコン1台による全館暖房
・壁掛エアコン1台による全館冷房
・ZEH(oriented)認定
・太陽光パネル4.5kw設置