大恭建興

現場の様子(新栄町の家2) その四

2023.07.03 / 家づくり

“新栄町の家2”

ダイキョーの新築住宅は全棟気密測定を行っております。

気密工事完了時に一回、竣工時に一回、合計二回。

専用の気密測定マシンを用い、屋内を減圧して家中の隙間の総量をチェックします。

ずいぶん前からどの現場も C値 = 0.1~0.2 cm2/㎡ という測定結果で

これ以上の高気密は無いという状況であります。

手練れ職人達の施工によるものですね。

(気密を担保しやすい設計も一躍買っているはず)

そういう状況でも、やはり人間が工事を行うわけですからエラーはあるはず。

工事中に行う気密測定は「間違いなく気密化できている事の確認」という意味合いがあります。

何事もチェックは大切。

今回は施主様立会のもと、中間の気密測定を行いました。

結果はいつも通りの超高気密。C値 = 0.1 cm2/㎡。

施主様の前で、工務店としての面目を保つことが出来ました。

だんだん気密性能のハードルが上がっていくので、ここで書いておきますが、

「C値 = 0.5 cm2/㎡」とかでも十分良い数値です。誤解なきように。

その後、

ゴーストバスターズのような装備の内装屋さんが工事を進めて行きます。

下地パテの研磨マシンですね。

今までは手作業で削っていたパテを電動で行える代物。

作業効率がグッと向上し、集塵機能もあるとか。

昨今の電動工具の進化は凄まじい・・・

一部の壁は施主様によるヌリカベDIY。

高橋監督の施工要領レクチャー後、御自分で塗って頂きます。

バケツに入っている既調合の漆喰材をよく混ぜて、ローラーで塗っていきます。

自分で塗れば愛着も沸く。

そして上に塗り重ねる事が出来るから、汚れたりしても自分で補修も出来る。

内装工事完了後、設備器具を取り付けて、最後にクリーニングが入ります。

ここまでくるとほぼ完成です。

竣工現場検査をスタッフ皆で行います。

キズや汚れの洗い出し、室内建具やサッシの可動確認、設備器具の稼働確認、等。

検査での指摘箇所は後日是正して、お引き渡しとなります。

畳 + 障子 + 格子天井 = 日本的で美しい

テラス窓の外側には6帖ほどの屋根付のウッドデッキがあります。

外ゴハンを食べたりする贅沢な空間です。

私ならここで炉端大将を設置して肉を焼きます。

後日、庭に植栽が入って隣家からの視線もカットできる予定。

建物が無事に出来上がりました。

後日、造園屋さんが入り、素敵な庭が造られる予定です。

・許容応力度計算による耐震等級3(積雪1.0m時)

・Ua値 0.23W/㎡・k(Q-pex4.20) ※HEAT20 G3グレード・断熱等級7

・C値 0.11 cm2/㎡(中間時実測、竣工測定はこれから)

・床下エアコン1台による全館暖房

・壁掛エアコン1台による全館冷房

・ZEH(oriented)認定

・太陽光パネル4.5kw設置

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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