3月後半から、自邸のエアコンは殆ど稼働しておりません。
建物の保温性が高いと家電や人間からの発熱だけで室内は
ある程度暖まります。
だから暖房が必要な期間が短くて済む。
暖房を開始するタイミングが遅く、暖房を終了するタイミングが早い、
ということ。
自邸初の暖房シーズン。
その期間の電気代とガス代を公開します。
電気
11月 ¥7,865
12月 ¥13,585
01月 ¥16,993
02月 ¥15,389
03月 ¥13,289
ガス
11月 ¥4,522
12月 ¥5,936
01月 ¥6,867
02月 ¥6,165
03月 ¥5,716
自邸の温熱スペックはQ値0.76W/㎡・k Ua値0.27W/㎡・k
8帖用の壁掛エアコン1台で24時間全館暖房。広さは30坪ほど。
室温はおおよそ22℃~24℃。相対湿度は45%~55%。
ガス給湯(エコジョーズ)とガスコンロ。
夫婦+子供2人。大人は日中仕事。子供は保育園と小学校。
入浴は毎日。浴槽に湯を張りシャワーも使う。
洗濯機を毎日稼働。
ミーレ食洗器を月に30回~40回稼働。
こんな感じの生活スタイルです。
家中隅々まで24時間暖かくて、特に節約を意識しませんでしたが、
ピークの1月で電気ガス併せて¥23,860と個人的には大満足。
もうちょっと厚着して室温を2℃くらい落とせばもっとイケそう。
今年は冷え込みが厳しくかなり不利な気象条件でもありました。
来年の1月はトータル2万円以下を目指してみようかと思います。
温熱仕様が自邸と同クラス(G2グレード)のOB様宅の電気代↓
2シーズン目の冬という事で、ちょっと節約を意識したそうです。
床下エアコンで30坪程度の屋内を24時間全館暖房。
オール電化なのでガス代はかかりません。
電気
11月 ¥10,819
12月 ¥17,653
01月 ¥22,029
02月 ¥18,447
03月 ¥14,722
これまた別のOB様宅の電気代↓
自邸と同等クラス(G2グレード)の躯体で35坪ほどの床面積。
床下エアコンで24時間全館暖房。
お引き渡し後初の暖房シーズンという事もあり、ちょっと高めかな。
基礎コンクリートの水分が飛べばもう少し抑えられるはず。
次の暖房シーズンが本領発揮してくれるでしょう。
電気
12月 ¥16,935
01月 ¥24,157
02月 ¥25,546
03月 ¥15,926
現在、アパートや借家に住んでいて
間欠暖房を行っている方々にはピンとこないかも知れません。
それどころか「高いな!!」と感じる方もいらっしゃると思います。
でもよくよく考えてみてください。
新築した家は恐らくアパートよりもはるかに広いはず。
それらを24時間暖房して、結露もなく家中隅々まで快適。
そう考えると安いと思いませんか?
「外壁付加断熱やトリプルサッシは高価!!」という声もありますが、
暖冷房費用が抑えられ、中長期的に見ればイニシャルコストは回収できるはず。
新潟県の暖房シーズンは長いんです。
家を作る際は“温熱性能”にしっかりお金をかけましょう。
一冬目の電気代
2018.04.11 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士