大恭建興

現場の様子(赤海の家) その四

2017.12.01 / 家づくり

外壁付加断熱の施工。
高性能グラスウールの105mm厚を入れていきます。
柱の内法に120mm厚が入り、合わせて225mm厚の断熱層となる。

県内の新築住宅としては、かなりハイスペックな外壁だと思いますが、
高断熱系の諸先輩方はすでに300mmとか400mmという極厚な壁を作っている。
パッシブハウス認定だとか、
超ハイレベルな水準で省エネ性を求めていくと、
分厚い断熱層が必要なってくる。
が、そういう建物は普通の人が普通に建てられる価格帯の家ではない。
(市販車ではなくレーシングカー的な?)

確かに外皮性能(断熱性能)が高いってのは絶対的に良い事です。
メリットしかありません。
ただ、「費用対効果」という観点でみていくのも大切なことで、
工事費用が大きくなりすぎるのもマズイ。
イニシャルコストとランニングコストを踏まえ、
バランスの良いオイシイポイントを狙っていきたいものです。



付加断熱の施工経験も豊富な平沢大工。
パン切包丁みたいな専用のカッターでグラスウールをカットし、
はめ込んでいく。


断熱材の施工が完了したらタイベックシート(透湿防水シート)を張る。


サッシやダクトなど、しっかりと防水処理。


外壁下地木材を取り付ける。
二重構造とし、通気量もアップ!!


構造躯体の検査。
外部検査機関の建築士と一緒に。
耐力壁や接合金物などが図面通りに適切に設けられているかどうか、
目視で確認していく。
大工も人間です。忘れたり間違ったりすることだってあります。
↓ホールダウン金物のナットが締まってない!!


人間が作る以上、検査って大切です。
しっかり是正して、次の工程に進みます。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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