耐力面材を施工。釘の種類や間隔を確認。
ダイライトMSという商品が標準的な仕様です。
(最近はちょっとお高いモイスTMも増えてきました)
木造在来工法でもこういった高強度のボードを張れば、
2×4工法のようなモノコック構造に近い強度が出せる。
雑壁と言われる窓上や窓下の部分も耐震要素として機能するので、
耐震設計に余裕が出てくる。
床下地には厚い合板を張って釘を決められた間隔で打っていく。
“剛床”と呼ばれる工法で最近の木造はほとんどこのやり方。
気密を確保しやすくて、断熱欠損も少ない。
水平構面の強度も非常に高い。
昔ながらの根太床工法は少なくなってきました。
ダイライトを張り終えたら透湿防水シートを張る。
サッシ廻りやダクト廻りを防水テープで隙間なく処理する。
断熱材は高性能グラスウール。
柱内に隙間なく入れて、防湿シートを隙間なく張る。
大工が断熱材を手でカットして施工していく。
職人の技量に大きく左右される工程であります。
ダイキョーの場合、
この手の施工に慣れている自社大工と専属大工が工事を行う。
結局、作るのは現場の人間なので、信頼できる職人は会社の宝物です。
棟梁は最年長の丸山大工。スーパーおじいさん(失礼)
迅速丁寧な仕事ぶりは圧倒的です。
フローリングを張る様もカッコイイ。
しばらく大工工事が続きます。
現場の様子(沖田の家) その三
2017.10.23 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士