地盤改良工事完了後、
“やり方”を作って基礎工事スタート。
地面の掘削~設備配管~防湿シート施工。
周囲は雪が積もったけど、掘削した部分は地熱の影響か、積雪が無い。
この上に鉄筋を組む。
組み終わったら鉄筋の検査を行う。
少し錆びてますが、この程度は問題ナシ。
この後、コンクリートという強力なアルカリで保護されるので、
錆びません。表面の薄錆程度はOKです。
(とは言いますが、長期間外部に放置すると深い錆になってくるのでそれはNG)
地中梁はD16という太い鉄筋がたくさん入る。直径や本数を確認。
鉄筋はコンクリートに守られる必要があるわけで、
鉄筋を覆っているコンクリートの厚みを“かぶり厚さ”と言います。
これが薄いと外部からの雨水や空気の影響でコンクリートのアルカリ性が弱まり、
鉄筋が錆びたりして、基礎コンクリートの寿命が縮まります。
なので、「ここの箇所のかぶり厚さは〇〇センチ以上とりなさい」
という基準があり、それに合致しているか検査するんですね。
ここは6センチ以上必要なところ↓
3月はまだ寒いですね。
気温が低いとコンクリートの強度が出にくいので“温度補正”を行います。
通常よりも高強度のコンクリートを使い、
設計時のコンクリート強度に合わせていきます。
ベタ基礎の施工はいつも通り、
基礎スラブと立上りの一体打ち。
一定の経験や技術が必要ですが、
基礎屋さんも手慣れてきて、キレイな仕上がり。
安定感がありますね~
続いて上棟です。
現場の様子(摂田屋の家2) その三
2017.04.11 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士