もうすぐ4月。
春の到来と共に暖房シーズンが終わりを迎えるという事で、
自邸の電気代(暖房費用)をじっくりと確認してみました。
「小幡さん、去年より電気代がすごく高い!!どーなってんの??」
的なOB様からの問い合わせがあったので、薄々感じてはいましたが・・・
確かに今年の冬は電気代が高かった!!
↑自邸の電気使用量グラフ
2021年12月~2022年3月に注目。
昨年と電気使用量(kWh)に大きな差が無いのに、請求金額だけがドカンと上昇しています。
明細を眺めていくと・・・
今シーズンの12月~3月の電気使用量は合計2049kWhで、請求金額は合計60108円。
昨シーズンの12月~3月の電気使用量は合計1990kWhで、請求金額は合計49448円。
電気使用量は大差ないのに請求金額が昨年から一万円以上UP。グハァ!!
何故なのか!?
大きな要因は “燃料費調整額の上昇” です。
これは毎月の電気代から引いたり足したりされているもので、
発電所の燃料費の推移に応じて、金額が決定されます。
今年の冬はこれがドカンとプラス方向に働いたわけです。
昨年の冬と比べるとグッと上昇しています。
冬はエアコン暖房で電気をたくさん使うので、
燃料費調整額が冬にUPすると電気代への影響が大きいんです。
詳しく知りたい人はこちら↓
燃料費調整の仕組み|東北電力 (tohoku-epco.co.jp)
・・・
小さな要因ですが “再エネ発電促進賦課金の上昇” の影響も。
月々の電気代の明細書を確認すると、“再生可能エネルギー発電促進賦課金”
という項目があります。
太陽光発電などの固定価格買取制度を維持するために徴収されているお金で、
太陽光パネルの普及と共に年々上昇しています。
これが毎月の電気代に加算されていて、
2021年は2.98円/kWh だったのが、2022年から3.36円/kWh へ値上げ。
差額は0.38円/kWh、我が家の12月~3月の電気使用量の合計が≒2000kWh だから、
上げ幅は760円程度。それほど大きな影響ではないけれど、ジワリと上昇。
という事で、電気代はこれからも上昇傾向にあると思われます。
電気代(暖冷房費用)を少しでも抑えるためには、断熱材がたっぷり入った高断熱住宅が必須。
国の方からも断熱等性能等級6~7という超高断熱基準が創設されて、
日本の新築住宅が良い方向に変わっていきそうな雰囲気ですね。