大恭建興

後から設置できます。海外食洗器。

2021.10.07 / 家づくり

あこがれの海外製食洗器。

ミーレ、ガゲナウ、AEG、ボッシュ、色んなメーカーありますが、

欧州製は総じて良いものです。(自邸ではミーレを使ってます)

すっごく良いものなのですが、

残念ながら導入を諦めたという話をしばしば耳にします。

 

・・・

 

設置を諦める事例としては、

「キッチンメーカーの純正オプションに海外製食洗器の設定が無い」

という話が定番。

採用予定のシステムキッチンにオプション設定が無いわけだから、どうにもなりません。

メーカーの立場から言えば当たり前の話ですね。

例えば、新車買うときに

「オプション設定にはないけどサンルーフ付けてくれ」

とお願いしてもそんなの無理ですよね。それと同じ感じ。

今でこそ海外食洗器が純正オプションで選べるキッチンメーカーが増えてきましたが、

一昔前はウッドワンとトーヨーキッチンくらいしか選択肢がありませんでした。

ここで諦める施主様も多かったと思います。

 

・・・

 

ここで折れずにもう少し粘ると、

「純正オプションにはないけど、別途食洗器を用意して設置する」という手段が出てきます。

食洗器設置スペース分のキャビネットを空けてシステムキッチンを発注し、

食洗器本体は別ルートで単体で仕入れて、それを組み込むという方法。

この場合、

キッチンメーカーは配管やドア材の取り合いに責任を持ってくれません。

代わりに設計者や施工者の責任において、

配管スペースやドア材などがうまく収まるように調整する必要がありますが、

ひと手間かかるので施工を断る工務店やハウスメーカーも多いでしょう。

作り手側が「出来ない」と言うのだから諦めるしかありません。

 

・・・

 

今回の御相談はそんな感じで新築時には導入できなかったけれど、

「やっぱり海外製食洗器を入れたい!何とかならんのか!?」という内容であります。

築五年ほどのお宅で弊社施工物件ではありませんが、しっかり対応させて頂きました。

タカラ製のシステムキッチン。

幅450mmの引出収納を取り外し、そこに食洗器を設置する計画です。

引き出しを取り外して、レールやキャビネットをバキバキと壊します。

空っぽになりました。

もともと食洗器があったわけではないので、

給水管と排水管、あと200V電源の追加設置が必要です。

電気工事。

既存の分電盤を外して、

壁の中から床下へ電線を落とし、

床下空間を横引きして、食洗器の下まで持っていきます。

壁を壊したり床を壊したりせずに隠ぺい配線するわけですから、けっこう大変な作業です。

場合によっては露出配線も覚悟せねばなりませんが、今回は上手くいきました。

さすが電気屋の社長。

シンク下の給水管と排水管から分岐させて、食洗器につなぎます。

これは設備屋の仕事。

今回はガゲナウ製の食洗器を用意出来ました。

海外食洗器はコロナ禍の今現在、納期未定という商品が多くかなり厳しい状況です。

ただ、機種やメーカーに拘らなければ何とかなるケースもあります。

詳しくはご相談ください。

ジャストフィットです。

純正オプションのようにキレイに納まっております。

試運転後、

御家族みなさまに集まって頂き、使い方をレクチャー。

食器の入れ方や洗浄コースの違いなど、

機械に対する理解を深めて頂きます。

庫内容量、洗浄力、省エネ性、etc、、、

海外製ならではのメリットが沢山。

同じ食洗器というジャンルではあるけれど、国産品とはモノが違います。

他所で断られても、

あとから設置可能な事例も多々ありますので、お気軽にご相談くださいませ。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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