あこがれの海外製食洗器。
ミーレ、ガゲナウ、AEG、ボッシュ、色んなメーカーありますが、
欧州製は総じて良いものです。(自邸ではミーレを使ってます)
すっごく良いものなのですが、
残念ながら導入を諦めたという話をしばしば耳にします。
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設置を諦める事例としては、
「キッチンメーカーの純正オプションに海外製食洗器の設定が無い」
という話が定番。
採用予定のシステムキッチンにオプション設定が無いわけだから、どうにもなりません。
メーカーの立場から言えば当たり前の話ですね。
例えば、新車買うときに
「オプション設定にはないけどサンルーフ付けてくれ」
とお願いしてもそんなの無理ですよね。それと同じ感じ。
今でこそ海外食洗器が純正オプションで選べるキッチンメーカーが増えてきましたが、
一昔前はウッドワンとトーヨーキッチンくらいしか選択肢がありませんでした。
ここで諦める施主様も多かったと思います。
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ここで折れずにもう少し粘ると、
「純正オプションにはないけど、別途食洗器を用意して設置する」という手段が出てきます。
食洗器設置スペース分のキャビネットを空けてシステムキッチンを発注し、
食洗器本体は別ルートで単体で仕入れて、それを組み込むという方法。
この場合、
キッチンメーカーは配管やドア材の取り合いに責任を持ってくれません。
代わりに設計者や施工者の責任において、
配管スペースやドア材などがうまく収まるように調整する必要がありますが、
ひと手間かかるので施工を断る工務店やハウスメーカーも多いでしょう。
作り手側が「出来ない」と言うのだから諦めるしかありません。
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今回の御相談はそんな感じで新築時には導入できなかったけれど、
「やっぱり海外製食洗器を入れたい!何とかならんのか!?」という内容であります。
築五年ほどのお宅で弊社施工物件ではありませんが、しっかり対応させて頂きました。
タカラ製のシステムキッチン。
幅450mmの引出収納を取り外し、そこに食洗器を設置する計画です。
引き出しを取り外して、レールやキャビネットをバキバキと壊します。
空っぽになりました。
もともと食洗器があったわけではないので、
給水管と排水管、あと200V電源の追加設置が必要です。
電気工事。
既存の分電盤を外して、
壁の中から床下へ電線を落とし、
床下空間を横引きして、食洗器の下まで持っていきます。
壁を壊したり床を壊したりせずに隠ぺい配線するわけですから、けっこう大変な作業です。
場合によっては露出配線も覚悟せねばなりませんが、今回は上手くいきました。
さすが電気屋の社長。
シンク下の給水管と排水管から分岐させて、食洗器につなぎます。
これは設備屋の仕事。
今回はガゲナウ製の食洗器を用意出来ました。
海外食洗器はコロナ禍の今現在、納期未定という商品が多くかなり厳しい状況です。
ただ、機種やメーカーに拘らなければ何とかなるケースもあります。
詳しくはご相談ください。
ジャストフィットです。
純正オプションのようにキレイに納まっております。
試運転後、
御家族みなさまに集まって頂き、使い方をレクチャー。
食器の入れ方や洗浄コースの違いなど、
機械に対する理解を深めて頂きます。
庫内容量、洗浄力、省エネ性、etc、、、
海外製ならではのメリットが沢山。
同じ食洗器というジャンルではあるけれど、国産品とはモノが違います。
他所で断られても、
あとから設置可能な事例も多々ありますので、お気軽にご相談くださいませ。