地盤改良工事からスタートです。
環境パイル工法という、木の杭を地中に圧入する手法。
今回は長さ5mの杭を34本打つ計画です。
この程度の規模ならば一日~二日で工事は完了。
施工された木製杭↓
この上にに基礎コンクリートが載るかたちになります。
その後、遣り方をを作り、基礎工事開始。
定番の床下エアコン仕様のベタ基礎です。
掘削 ~ 防湿シート敷 ~ 断熱材敷 ~ 鉄筋組立 ~ 鉄筋検査 ~
耐震等級3(積雪1.0m時)をクリアし、
また鉛直積雪荷重は2.0mで設計しています。
型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~ アンカーチェック ~
生コンクリート打設。
スラブと立ち上がりを同時に打つ “一体打設” により、打継が無くなります。
基礎断熱工法のシロアリ対策として効果的で、かつ基礎強度の向上が望めます。
養生期間を経て型枠解体。
地中梁方式のベタ基礎とすることで基礎立上りを少なくし(構造強度は担保しながら)
床下空間を開放的に出来ます。
目的は床下エアコンの暖気のめぐりを良くして、1F床面の温度ムラを減らす事。
一般的なベタ基礎と比べると、基礎内部に立上りが少ないのが分かるかと思います。
ここから大工工事です。建て方作業スタート。
土台を敷いて、柱を立てて、梁をかけて、
スムーズに、と言うか思ったより早めに建て方作業が完了。正味一日で屋根までかかりました。
ここ最近はテックワン工法と言う金物工法を用いる事が多く、
従来の在来工法と比べると建て方時の作業性に優れ、とってもスピーディです。
建て方作業二日目には耐力面材の施工まで順調に進みました。
壁の強度を使い分けて偏心バランスをとっているので、
場所ごとに釘の種類や間隔が違います。
間違いやすい部分なので、設計&監督&大工の間でしっかり擦り合わせが必要です。
しばらく大工工事が続きます。