大恭建興

現場の様子(長峰の家) その二

2020.07.10 / 家づくり

丘陵地帯は地盤が良いケースが多く、

ここも地山を削って造成されたタイプの分譲地なので、

地盤調査結果は改良不要判定。

そのままで十分な耐力があるしっかりした地盤です。

まずは遣り方(基礎コンクリート施工時の高さや位置の基準となる)から施工。

どんなにしっかりした地盤でも、ごく表層は風化により柔いものです。

基礎コンクリート底面に砕石を敷いたら、タンピングランマで表面を締め固めます。

道路工事でよく見かけるアレです。

ちなみに通常木造住宅の基礎工事に用いられるのはコンパクターと呼ばれるもので、

タンピングランマのような締め固める力はありません。

コンパクター ≒ 敷き均し

タンピングランマ ≒ 締固め

というイメージ。

その後はいつも通り。

床下エアコン向きの地中梁方式ベタ基礎です。

断熱材敷き込み ~ 防湿フィルム敷き込み ~ 鉄筋組立 ~

鉄筋検査 ~ 型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~ アンカーチェック ~ 

生コン一体打設 ~

養生期間を経て型枠解体。

いつも通りに綺麗で密実なコンクリートです。ありがとうK左官工業さん。

大工工事スタート。

ホウ酸系防腐防蟻剤で土台を処理してから、基礎に敷いていきます。

下屋や登梁が入り組んだ手間暇かかる形状でしたが、建て方作業は順調に進行。

丸二日でほぼ形になりました。祝上棟。

屋根の防水シートを敷いてしまえばとりあえず雨が降ってもOK。

今回は久しぶりに上棟式を執り行いました。

「上棟式って何?」

「やらなきゃいけないの?」

と御施主様からはよく御質問を受けます。

「施主様の御意向に沿います」

が私のアンサー。詳しくは私に聞いてください。

今回はベテラン丸山棟梁がバッチリ決めてくれました。

年季の入った祝詞。

こういった祭事も近年は減っているので、若い世代の大工は読めない人がほとんど。

私が小学生の頃はあちこちで上棟式&たてまい(もちまき)が行われていたものですが・・・

施主様一家と大工、現場監督、私、皆で工事安全を祈願。

もちまきも行う予定なのに、あいにくの雨。

そんな天候にもかかわらず沢山の御近所様が集まってくれました。

ありがとうございます。

しかし、

屋根の上からバァッとお菓子やら餅やら五円玉やらを撒くには天気が悪すぎました。

急遽、手渡し方式へ作戦変更。プランB発動。

順番に並んで頂いて、お互いの顔を見て、軽く挨拶をして。

御近所の方々への

「家造るからこれからもよろしくね」

というメッセージにもなったかと思います。

これはこれで凄く良い形ですね。

 

いよいよ大工工事が本格スタートします。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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