“朝日が丘の家”
いよいよ今週末は完成見学会であります。
昨日、竣工時の気密測定を行いました。
(気密測定=屋内を減圧して家中の隙間の量を実測すること)
結果は、、、
C値 = 0.2 cm2/㎡
といつも通りのしっかりした高気密。
C値は一定のライン(C=1.0cm2/㎡)を下回ってくると、
実燃費(冷暖房費用)に大きな差は出ないと言われています。
自己満足だとか過剰性能だとか言われる事もあったり。
ただ、経年により気密性能は確実に低下していくわけで、
竣工時に少しでも気密を良く作っておけば、
それが経年劣化しても一定値内に収まってくれのではなかろうかと考えています。
気密の余力とでも言いましょうか。
今回は吹抜が無いプランです。
そういった間取りの場合、
1階~2階の空間的なつながりが弱いので、
1台の床下エアコン暖房では1階~2階間の室温差が大きくなりがち。
そこで対策として、
1階床下空間の暖気をファンで強制的に2階に引き上げる作戦をとりました。
2階の北側の部屋に吹き出し口を設置↓
以前、“早通の家” で行った階間部に暖気を送り込む “階間空調” の簡易版です。
新住協では1階と2階の間にエアコンを設置する “階間エアコン” がここ最近のトレンド。
メリットデメリットあるようですが、
今回はそこまでしなくても2階は十分に暖まるだろうという判断で、
2階の部屋にダイレクトに吹き出し口を設けました。
最後の大工工事は木製ルーバーの取付とウッドデッキの施工。
南面大開口サッシはアルスのエコスライド。気密バッチリのゴージャスな窓です。
スタッフ総出で竣工検査も実施。
サッシや建具、設備器具の動作チェックやキズ汚れなどが無いか、
隅々まで入念に確認します。
シンプルで高性能な箱が出来ました。
見学会当日は暖房の具合も体感できると思います。
概要は下記の通り。
天井:セルローズファイバー 吹込 t=350mm
外壁:高性能グラスウール16k t=120mm + ネオマフォーム外張 t=40mm
基礎:PSF3種 t=100mm
サッシ:アルス夢まど YKKAP APW430 APW330
換気:マーベックス 澄家DC (第一種全熱交換型)
Ua値:0.30W/㎡・k(Q-pex3.71)
また、今回は家具屋さんとのコラボで、家具の展示も同時に行います。
nine(ナイン)/九里家具製作所 ↓
https://nine-furniture.jp/
ダイキョー事務所からほど近いところに拠点を置かれている家具屋さんです。
九里さんは無垢材の素敵な家具を作ってくれる、男前な職人さん。
ソファやダイニングテーブル、チェア、スツールなどを見学会会場にて展示させて頂く予定です。
建物だけでなく家具も一緒に提案出来たらいいなぁ。
まだ空きありますので、お気軽に御予約&御来場ください。