アルス社の木製サッシが山形県からはるばる運ばれて来ました。
幅は3.5mで高さ2.2mの木製フレームに大判ガラスが二枚入った巨大な窓です。
リビングの南側の見せ場にもってこいの いいもの” であります。
とっても重たくて、とっても高価な窓なので、搬入には細心の注意を払います。
サッシを傷めないように慎重に慎重に。
男6人で窓を運ぶ。物々しい雰囲気です。
外部足場にぶつけないように、ゆっくり、休みながら。
私の自邸にも同じ窓が入っているのですが、その時も搬入が大変でした。
設置場所が2階と3階という事もあり人力設置は不可能と判断。クレーン車を使いました。
無事に設置出来ました。
広いお庭に面した大開口。質感の高い高性能木製サッシです。
エコスライドという商品で、一見引違窓に見えますが、片側の障子しか動きません。
出来の良い引き寄せ金具を使っているので気密性も抜群に良い。
こういった高性能な木製サッシ。
性能&耐久性&価格という点で比較した場合、コストパフォーマンスは良くないです。
APW430とかエルスターXとかトリプルシャノンとか、
大手メーカーの樹脂サッシが同等の性能で圧倒的に安い。
ではなぜ木製サッシを使うのか・・・なぜでしょう・・・
木製サッシの醸し出す “いいもの感” は所有欲を満たすというか、
独特な雰囲気があり、なんだか嬉しくなるんです。
自然素材の内外装材との相性が抜群によい。
サッシと言う工業製品が自然素材と馴染むんですよね。
写真じゃあ伝わらない!!
正面側はクネアズード。
ヨーロッパ産の木製サッシで、これもU値=0.9Wクラスの逸品。
樹脂サッシと違って雨に弱いので、深い軒や庇で守ってあげましょう。
かなり高額な窓です。
言ってしまえば自己満足の世界かも知れません。
しかし、
“朝日が丘の家” のお施主様はそこに価値を見出し、お金を払ってくれました。
性能や価格だけではない、何かがそこにあるという事です。