弊社ではボード気密工法を採用することが多々あります。
構造躯体の外周面に張るボード材で気密化を図り、
その室内側には防湿シートを施工する。
断熱材が入った壁体を外側と内側からサンドイッチして密閉するイメージ。
透湿抵抗の関係で壁内結露を防止でき、グラスウール等の繊維系断熱材を
安全確実に使える工法です。
いつもやっている標準的な仕様では、
外周面にボード材を張り付けるのみで気密層としてます。
(これでも十分な気密性能は出ますが!)
今回、石上の家は次世代省エネ基準のⅠ地域でも通用する高断熱仕様です。
そーなれば、やっぱり気密性能にもこだわらなければならない!
ということで↑コレを使います。
構造躯体とボード材の間に気密パッキンです。
一般的に高気密住宅の気密性能は経年によって低下していきます。
木の乾燥収縮、シール材の劣化、サッシのエアタイト材の劣化、などなど、
徐々に隙間が出てくると考えられます。
そういった性能低下を少しでも抑えるために
こういったパッキン材は意味があるはず。
体感するのが難しい部分ですが・・・
気密化部材
2013.02.06 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士