無垢フローリングな家づくりにおいて、
「トイレの床もオイル塗装の無垢フローリングで良いのか悪いのか」
という事がよく議論されます。
「尿のシミとか大丈夫?」
「濡れると木が腐るのでは?」
などなど、漠然と不安があるかたも多く、
無垢材の防汚性や耐水性がどの程度なのかよくわからないので
皆様悩まれるポイント。
また不衛生というイメージがあるかも知れません。
そこで自邸のトイレの話。
我が家のトイレの床はオークの無垢材。
ラッペンワックス(蜜蝋ワックスの一種)が塗ってあり、
THEオイル塗装という仕上がり。
オイル塗装なりに撥水性や防汚性があり、
そこそこの汚れにくさを兼ね備えております。
家族四人で一年半暮らしましたが、
今のところ特に不具合はありません。
シミも腐りも全くない。
お手入れはたまに、固く絞った雑巾で水拭きするくらいです。
実際のところ、
個人宅であればオイル塗装の無垢でも全く問題ないと思っています。
ただし、使い方にもよっては無垢材が適さないケースもあるでしょう。
核心は「立小便をするか否か」にあるような気がしています。
パナソニックさんの商品解説に参考になるデータがありました↓
トイレの床を汚す犯人は男子の立小便という事実。
みんな何となくそんなことは分かっていましたが、
「男たるもの小便は立ってするものだ」という古来からの習わしが、
その現実を覆い隠していたように思います。
現実を見ましょう。
狙いが外れたり、水面から跳ねたものが床や壁を汚すんです。
しかしここ最近は男子でも座り小便というケースが増えてきたようで。。。
確かに飲食店のトイレでも
「座ってしてね」という張り紙を見かけるようになった気がします。
約7割の女性が「男子も座って小便をしてほしい」と願っている。。。
そう、皆が座って用を足せば、床は汚れないのです。
床への汚れの蓄積は毎日の積み重ねがメインですから、
家族みんなが座ってくれるのならば、床は無垢でも全然問題ない。
小さい子供や稀な来客が汚すのは、適宜掃除をすれば大丈夫。
・・・ここまで言っておいて、なんと私、自宅では立小便派です。
(世の女性を敵に回しそう)
もちろんよそのお宅や小綺麗なお店などでは、キチンと座ります。
汚したら悪いと気を使いますから。
ちなみに自宅のトイレは“尿ハネ抑制機能”があるので
立小便してもハネ汚れがほぼ無いのです。
パナソニックとLIXILの一部機種にある機能で、
水面に泡の層を作ってハネを抑えてくれるます。
トイレメーカーの回し者のような記事になってしまいましたが、
言いたいのはそういう事ではありません。
家族全員が座り小便派で床面の汚れ方がマイルドであれば、
オイル仕上の無垢材でも問題ない!!
立ってやりたい方には尿ハネ抑制機能がある便器をどうぞ!!
これが言いたかった。