新潟と福島の県境にある そば処 平石亭 というお店をご存知でしょうか。
JR只見線、大白川駅の2階で営業されておりまして、
国道252号線、いわゆる六十里超え、田子倉湖の手前、ガチの山奥です。
他に何もありません。今なら熊に会えるかも知れません。
私がその存在を知ったのは、
寺門ジモンのウザチャンネルというyoutubeチャンネルがきっかけでして、
食通の寺門ジモンがここのお蕎麦を絶賛していたんですね。
その特異な立地条件から敬遠していたけれど、そろそろ紅葉でも始まっているかと思い立ち、
蕎麦を食べに行ってきました。

土日祝日のみの営業で相当な行列店だという事前情報ですから、
早めにウェイティングボードを書いてやろうと思いまして、
11時オープンのところを10時に現着です。
が、すでに駐車場は多数の県外ナンバーで埋まっていて、
ウェイティングボードにはすでに27組の名前が・・・!!
みんな朝何時に来てるんだよ・・・
(ちなみに一日60組が上限)
ご丁寧に待ち時間の目安が書いてありました。
我々は28組目なので12時半~13時くらいかな。

メニューはこんな感じ。
う~ん 鬼面そば と きのこそば で悩むなぁ。
なお、JR駅隣接なので、
電車利用であれば運転を気にせずにお酒を飲めるというメリットもあるようです。
(只見線という赤字ローカル線なので運行本数はお察しください)

待っているとすぐに終了のお知らせが。。。
私の小さな悩みは杞憂に終わりました。。。

結局、席に着いたのは14時過ぎ、料理が提供されたのが14時半頃でした。
ウェイティングボード記入から料理提供まで四時間半。
忍耐力が求められます。
・・・
私は 鬼面そば をオーダー。
魚沼産の蕎麦粉を使った二八蕎麦だそうです(ネット情報。)
蕎麦と天ぷらはもちろんおいしいのですが、付け合わせの キクラゲの白和え が絶品でした。
これだけでも食べたいくらい。

妻は 深山ぶっかけそば をいただきました。
天ぷら、山菜、キノコが乗っている様子。
二人とも蕎麦を語るほどの舌を持ち合わせていないし語彙も少ないから、
うまく伝えられませんが。満足度高めです。待ち時間がそうさせるのでしょうか。

店内には寺門ジモンと大将の写真が飾ってありました。
そもそもの実力がある人気店 × 著名人の発信力 = 激混み
という構図だと思います。
ウチの会社も著名人に褒めてもらえば超人気店になるのだろうか。
「新築は五年待ちです」とか言って。妄想が膨らみます。

お持ち帰りのドブロクも名物だそうで。
他のお客さんも結構な割合で購入していたので、
私もそれに釣られて。

ドブロクって甘ったるくて重たいイメージがあって、
あまり好きではないお酒なんですけど、
これは想像していたよりもスッキリしていてジューシーで現代的な味。
蕎麦だけじゃなくて、このドブロクもおススメです。
根気強く待てる方はぜひ行ってみてください。

