“南区の家”
上棟後の工事の流れ。
外周部耐力面材(EXハイパー)施工 ~ 釘チェック ~ 面材継手気密テープ処理 ~
サッシ下地木材まわりのわずかな隙間もテープ処理することで、より確実に気密化。
中から見るとこのような景色。
外側の耐力面材(気密層)と室内側のポリエチレンシート(防湿層)の交点であり、
気密や防湿があやふやになりやすい部分。
わずかでも隙間があると漏気や水蒸気流入の可能性があるので、
ここまでやってあると安心です。
続いて外壁付加断熱(ネオマフォーム)施工。
単位厚みあたりの断熱性能がダントツによくて、
経年による性能低下がほとんどなくて、
燃えにくくて、
とってもあんばいのいい断熱材です。
・・・メーカー(旭化成)のまわし者のような物言いですね・・・旭化成さん、何かください。
厚みは45mm~60mmを使う事が多い。下地木材の規格寸法とピッタリ合うので。
透湿防水シート(デュポンタイベック)施工 ~ 外壁下地木材施工 ~ 外部防水検査 ~
基礎断熱材施工。
PSF3種bを基礎外周部立上りと基礎スラブ上に張っていきます。
また、スラブ上の断熱材保護のために養生板を敷いております。
(発泡ボード系断熱材ゆえ、凹んだり傷ついたりしやすい)
床下点検の際に動き回りやすいと好評です。
内部の耐力壁施工。
これはスジカイですね。古来からある壁倍率4.0倍のスタンダードな耐力壁です。
大工達が構造図を見ながら、様々な接合金物を取り付けていきます。
これを取り付けるビスの種類や本数を間違うというのは、定番のヒューマンエラー。
構造検査時に全数チェックを行い、問題がある箇所を是正してから次工程へ進みまます。
こちらは構造用合板による耐力壁。
スジカイよりも高倍率で昨今の高耐震住宅には無くてはならないモノです。
これを両面に張れば壁倍率6.6倍という高強度な耐力壁となります。
外周部の耐力面材同様、釘の施工状況をチェック。
釘の種類、メリコミ、ヘリ空き寸法、が適切かどうか目視確認。
壁内に断熱材(HGW16k 105mm厚)を充填して、
室内側にポリエチレンシートを張る。
コンセントやケーブルの貫通部は気密テープで隙間を処理して、
確実な防湿層とします。
天井にも同様にポリエチレンシートを張る。
これは気密、防湿、両方を兼ねます。
柱や耐力壁がこの天井に張ってあるシートを貫通するので、
気密処理はしっかりと行いましょう。
手を抜くとC値という結果になって現れます。
天井断熱材を施工して行きます。
セルローズファイバー断熱材。
天井点検口からこのホースを持って小屋裏に入り、
セルローズファイバーを吹き込んでいきます。
いつものとおり、設計値よりも厚めに施工して頂きました。
400mmくらいですかね?
気密断熱工事が完了したタイミングで中間の気密測定を行います。
総相当隙間面積 20 cm2 ÷ 実質延床面積 117.72 ㎡ = 0.16989...
四捨五入ルールに沿って、C = 0.2 cm2/㎡ という結果でございました。
現場のみなさま、いつもありがとうございます。
そうそう、
今年の2月から社員大工としてニューフェイスが加わりました。
もうすぐ試用期間も終わるので、
近いうちにに御紹介させて頂こうと思います。