大恭建興

現場の様子(桜町の家) その三

2023.10.30 / 家づくり

早いもので、10月ももう終わり。

冬の足音が聞こえきたので、そろそろスタッドレスタイヤの準備をしようと思っているんですけど、

「今年はスーパーエルニーニョだから、暖冬小雪だ」という話もがあったりして。

いつの冬だったか、長岡市内でも全く積雪がない年がありましたよね。

今年の夏にマイジムニーのサマータイヤを、

オープンカントリーAT3なるオールシーズンタイヤに交換しました。

一応、スノーフレークマークがついているタイヤなので、

スタッドレスなしで冬を乗り切れるんじゃないかと淡い期待を抱いております。。。

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“桜町の家”

耐力面材(タイガーEXハイパー)施工後、釘の種類や間隔、ヘリ空きやメリコミをチェック。

不具合箇所には増し打ち等で是正していきます。

構造計算により耐力壁と非耐力壁を使い分けているので、

構造図通りに耐力壁が施工されているか、釘ピッチを全数確認します。

釘ピッチが密→耐力壁

釘ピッチが粗→非耐力壁

釘が密に打ってあれば頑丈そうな感じがするんですけど、

あえて非耐力壁とした方が全体の偏心バランスが良くなって、

耐震性が高まるという事もあります。

強さだけじゃなくてバランスも重要という話ですね。

耐力面材の継手に気密テープを張り、確実な気密層を作る。

その上に付加断熱材であるネオマフォームを張る。

45mm厚。暖かそうなピンク色。

グラスウールによる付加断熱と違って、多少雨で濡れてもOKというところが嬉しい。

タイベックシート施工 ~各部防水テープ処理 ~ 外壁下地木材施工 ~ 防水検査 ~

床断熱材施工。PSF3種の90mm厚。

土台や大引と断熱材の隙間には気密テープを張る。

このあと更に付加断熱として30mm厚を張る。

柱の取り合いやアンカーボルト、土台継手にもテープを張る。張りまくり。

中静棟梁の徹底した気密処理。頭が下がります。

基礎断熱工法に比べると床断熱工法は気密を取りにくいから、

やれることはやっておくという感じですね。

壁内断熱材充填。

高性能グラスウール16kの105mm厚。

現場でちょうどよい寸法にカットして、壁内に入れていきます。

その後、防湿シート施工。

玄関ドアの取り合いに気密テープを張る中静棟梁。

いつも気合の入った気密施工です。

防湿シートがバリっと張られました。

コンセントボックスや電気配線、設備配管まわりはテープを張って隙間を無くす。

それ以外はシートを重ねて石膏ボードで押さえる事で防湿層を連続させます。

屋根(天井)の断熱材施工。

セルローズファイバー350mm厚。

このあたりで中間の気密測定を実施。

気密が取りにくい床断熱工法ということもあり、

C = 0.15 cm2/㎡、四捨五入ルールで C = 0.2 cm2/㎡  という結果でした。

(十分良い数値ですけど、中静棟梁はC値ゼロの男なので理想が高め)

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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