外壁の付加断熱材施工。
ネオマフォーム45mm厚。
ネオマフォームは旭化成の商品名。
一般にフェノールフォームと呼ばれるボード状の断熱材です。
U=0.020W/m・k と単位厚みあたりの断熱性能に優れていて、
建築向けの断熱材としては最高クラスの性能。
昨今の住宅の高断熱化の波により大人気商品となっているようですね。
発泡ボード系の断熱材は一定の経年劣化がありそれが弱点と言われるんですけど、
ネオマフォームは経年劣化がほとんどないのが特徴。
(メーカーの経年劣化試験を信じるならば)
ネオマフォームとは | ネオマフォーム・ネオマゼウス【旭化成の断熱材】 (asahikasei-kenzai.com)
サッシ取付 ~ 透湿防水シート施工 ~ 外壁下地施工。
この透湿防水シートも様々な商品があります。
JIS規格をパスしただけの薄っぺらい無印商品もあれば、
欧州メーカーの分厚い高耐久なハイエンド品もある。まさにピンからキリまで。
建物の防水に係わる部分だから、確かなモノを使いたいところですね。
基本性能が確かで実績もありつつ保証年数も20年と比較的長い、
デュポンのタイベックがダイキョー標準仕様。
ハイエンドじゃないけど確かな商品です。
内部耐力壁や構造金物の施工。
構造計算(許容応力度計算)により、耐力壁の位置や構造金物の種類を決めております。
一通りその施工が完了したら、構造躯体検査を行います。
図面通りに施工されているか目視でチェック。
金物やビスの種類が適切か、ナットに緩みがないか、etc。
壁内断熱材施工 ~ 防湿シート施工 ~ 屋根断熱材施工。
このあたりで気密測定です。
ダイキョーでは気密工事完了時に1回、竣工時に1回、合計2回の気密測定を行っております。
中間の測定結果はいつも通り。さすが平沢棟梁。
C値 = 0.1 cm2/㎡
いつの頃からか、こんな数値しか出ません。
あとは手の抜き所を探していくだけ。
1階の床材はオーク三層フローリング。定番仕様ですね。
程よい固さと穏やかな木目と色味、床材の王道と思います。
三層(下地がベニヤ)だから寸法安定性が高く、反ったり隙間が空いたりしにくい商品なので、
床下エアコン暖房との相性も良い。
2階の床材はあづみの松。これは純粋な無垢材です。
足触りの柔らかい針葉樹とすることで、冬場のヒンヤリ感を軽減します。
空調のない真夏の現場はサウナ状態ですから、
一部の現場には仮設エアコンを設置して屋内を冷房しております。
サトウ工務店さんを真似て、大工職人へのケアを頑張っております。
平沢棟梁が片持階段を製作中。
シンプルなように見えて、それなりに手間暇かかりますね。
ここまでくれば大工工事はほぼ完了。
仕上げ工程に続きます。。。