大恭建興

現場の様子(もえぎ野の家) その一

2023.04.17 / 家づくり

“もえぎ野の家”

新潟市内、キレイに区画整備された分譲地での案件であります。

先日、地鎮祭を執り行いました。

高橋監督と私の二人で仲良く参加させて頂き、工事安全を祈願。

当日は雨予報だったけど、ギリギリ降られずに済みました。

施主様の日頃の行いが良いからでしょう。

新調したキャプテンスタッグのタープは設営も簡単で骨組みも頑丈。

玄人キャンパーの高橋監督もゴキゲンです。

クマのぬいぐるみを抱きかかえながら、お父さんと一緒に四隅をお清め。

幼心の思い出に残ると良いですね。

ブラック色のガルバとグレー着色の杉板を組み合わせたシンプルでクールな外観。

裏手にはフェンスで囲まれたウッドデッキを設けて、お外も感じられる設計です。

スペック面はいつもの通り。

耐震等級3、高断熱外皮(Ua=0.26)、エアコン1台による全館冷暖房。

さらに今回も太陽光パネルを搭載します。

今どきのハイスペック住宅に必要な要素をしっかりと盛り込みました。

暖冷房費用シミュレーション時の電力単価は、もはや40円/kWの時代です。

ほんの少し前は30円/kWだったわけなので、3割増という事になります。

それでもワンシーズンの暖房費用は3万円以内に納まるエコハウスであります。

高断熱外皮と太陽に素直な窓設計のお陰です。

(Q-pex4.30でシミュレーション)

(11月上旬から4月上旬まで21℃設定でエアコン暖房24時間連続運転想定)

(床下エアコン暖房という事もあり実際はもう少しかかるかな)

エネルギーを始めとする様々な資源が貴重なモノとなっている昨今、

住宅の価値というモノが変わってきているのを感じます。

“広さや設え” よりも “基本性能(耐震断熱)やランニングコスト” が大切だと。

プロアマ問わず、皆がそういう志を持って動き始めているから、

ここ数年、戸建て住宅のレベルがグッと向上している感がありますね。

住宅の質が良くなってくると、

住宅の寿命が長くなり、

省エネ化で二酸化炭素排出が減って、

住宅の資産価値が下がりにくくなったりもするでしょう。

それらは日本社会にとってプラスになるわけで、

巡り巡って自分のところにもいつか還元されるはず。きっと。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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