大工工事完了後、内装工事に続きます。
主たる壁と天井はダイキョー定番の珪藻土クロス。自然素材寄りな壁紙ですね。
内装屋さんが石膏ボードの継手やビス穴にパテを入れて、壁紙の下地を作っていきます。
建築に限らず、“塗る” とか “貼る” という系統の仕事は、
下地の出来が最終的な仕上がりのクオリティに直結します。
パテ処理作業って地味で見えない部分なんですけど、実はすっごく大切な工程なんです。
吹抜部分は足場を組んで、壁紙を貼っていきます。
Yさん、お疲れ様です。いつもありがとうございます。
内装工事完了後、電気屋さん設備屋さんが器具を取り付けて、クリーニング入って、
とりあえず形になりました。
この後、竣工現場検査を行い、各部の修正や調整を行って、完成です。
リビングは勾配天井と間接照明でいい雰囲気になりそう。
吹雪いててよく見えませんが、リビングの連窓からは東山連峰を望みます。
この景色を取り込むために、敷地に対して建物を捩じった配置計画としました。
玄関土間に配した階段。
スチール製の薄いささら板で、軽やかなイメージで。
手摺はこれから付けます。
ここのところ晴れ間も無くて日射も得られず、
無人の屋内は冷え切っていてほぼ外気温と同じ。
来週末の完成見学会に向けて、床下エアコン運転開始です。
三菱製2.8kW(俗にいう10畳用)のごく普通のエアコン1台で、
床面積37坪(74畳)を暖めていきます。
最強寒波の中、床下エアコン運転開始後24時間程で、
リビングの室温は17℃まで上がりました。
この時期の竣工物件は多くの水分を含んでいるので、
熱エネルギーが蒸発潜熱として奪われます。
(熱エネルギーが温度上昇ではなく、水の蒸発のために消費される)
そのため、水分がある程度飛ぶまでは室温が上がりにくく、暖房の立上りに時間を要します。
見学会当日までには家中が暖まっているはず・・・
以下、床下暖房のサーモ画像。
窓下の吹出スリット。
下端が結露しやすいテラス窓の下に設ける事で、結露対策にもなります。
畳スペースはミニ床の間と収納に吹出スリットを仕込んでおります。
玄関の上がり框にも吹出スリットを設置。
様々な部位から暖気が吹き出します。
サーモカメラも進化しているのか、
最近世間で見かけるサーモ画像と比べると私のサーモカメラで撮った画像は、
明らかに解像度が低い気がする。
今使っているのは某サッシメーカーから頂いた、FLIR C2。
過去ブログによると2016年から使っているらしい↓
サーモカメラ、偉大なり : 大恭建興の家づくりブログ (exblog.jp)
気になってFLIRのウェブサイトを覗いてみたら、
C2はもう廃番で現行モデルはC3X or C5 のようです。
肝心の赤外線カメラの解像度に関しては、
C2が80×60ピクセルのところ、
C3が128×96ピクセル、C5が160×120ピクセルと高性能化していました。
いいな~欲しいな~。買っちゃおうか。
〇自然落雪屋根による計画
〇許容応力度計算による耐震等級3(積雪1.0m時)
〇Ua値 0.24 W/㎡・k(Q-pex4.0)
〇C値 0.11 cm2/㎡(中間時実測。竣工測定はこれから)
〇床下エアコン1台による全館暖房
〇壁掛エアコン1台による全館冷房
弊社ウェブサイトのお知らせ欄にある通り、
2月4日(土曜日)5日(日曜日)の二日間、完成見学会を行います。
施主様の御理解と御協力に感謝です。
まだ予約枠に余裕ありますが、直前だと埋まっている可能性もあります。
見学ご希望の方は、お早めの御予約をお願いします。