WEBに掲載されている最新の施工実例、“中貫の家”
建物の概要を解説してみます。
延床面積で30坪ほどのコンパクトな2階建て。
一般的な核家族が住まううえで過不足ないサイズ。大きすぎず小さすぎず。
開放的なアイランドキッチンはトーヨーキッチン製。やはり上質な雰囲気。
壁はプラネットウォール(ドイツ本漆喰)仕上げ、
床はチーク材のオイル仕上げ、と、
かなりハイグレードな内装でございます。
家の中心には大きな吹抜けが。
南に面して大きなサッシを設けた開放的で明るい空間。
庇とすだれを併用して日射調整を行い、
夏は日射熱を遮って、冬は日射熱を取り込む。
なかなか居心地のいいダイニングです。
水回りの床は磁器質のタイル張ですが、
床下エアコンのおかげで冬のヒンヤリ感が全くない。
むしろフローリング部よりも暖かいくらい。
温熱面では・・・
付加断熱とトリプルガラスサッシを組み合わせた超高断熱仕様。
Q値0.9W/㎡、Ua値0.29W/㎡、C値0.2cm2/㎡と抜群の外皮性能!!
1週間ほど前、最高気温が30℃を超える日が数日続きましたが、
冷房無しで余裕だったそうです。
その時の換気扇の温度計↓
屋外は34℃、室内は25℃、冷房無し。
施主様いわく“木陰のヒンヤリ感”とのこと。
施主様のご協力のもと、データロガーを設置させていただきました。
1階のLDK、2階の寝室、屋外、の3か所。
iphoneやPCがあればリアルタイムで空気質を確認できます。
温度、湿度、二酸化炭素濃度などがわかる。素晴らしい。
電気代の明細も頂ける予定なので、これでデータ収集は完璧です。
ありがとうございます!!
施工実例 解説
2016.06.22 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士