耐力面材の施工。
今回はダイキョーの施工部隊ではなく北興建設さんの施工部隊。
初めてお会いする方々ですから、
普段どのようなクオリティで仕事をされているのか、正直わかりません。
特にこの耐力面材の釘の施工管理に関しては、
意識の低い現場監督や大工もまだまだ多い。
「耐力面材の釘管理はしっかりとお願いします!」
「特に全体的なめり込み過多に注意してください!最後は手締めです!」
と、現場監督と棟梁にしっかり伝えましょう。
釘を打ち終えたタイミングを見計らって、釘の施工状況確認。
一部手直しが必要な部分がありましたが、全体的には問題なし。
その後、耐力面材の継手を気密テープ処理。
実際、このテープは張っても張らなくても、
新築時の気密性能そこまで大きな差は無いような気がしています。
ただ、中長期的に考えると・・・
微量でも柱や梁の乾燥収縮もあるだろうし・・・
やはり張ったほうがベターかな。
ただ、安定してC値0.1クラスを出せるようになったら、
次にやることは「どこまで手を抜けるか」です。
かっこよく言えば「費用対効果の最大化」でしょうか。
気密の勘所を押さえて、
無駄な労力と材料を減らしていく努力が必要ってことですね。
基礎外周部の断熱材施工。
PSF3種を専用接着剤で基礎コンクリートに貼り付けて、
隙間は発泡ウレタンで埋めます。
構造躯体の金物検査も無事に合格。
片桐棟梁が壁内の断熱材を入れています。高性能GW16kの105mm厚。
さすが手慣れていらっしゃる。隙間なく適切な施工です。
壁や天井の防湿シートの施工も文句なし。
片桐棟梁がこちらの意図を汲んで、しっかりやってくれています。
(こちらからお願いしていないところも良くしてくれる・・・助かります)
実際、気密テープのボリュームがダイキョー現場よりもかなり多く、
隙間を潰そうという意気込みがヒシヒシと伝わってくる・・・
床材施工。2回はノルディックパインの無垢フロア。
ここで中間の気密測定を行います。
片桐棟梁渾身の気密施工です、
ここまでしっかりやればそう悪い数値は出ないと思っていましたが・・・
なんと初回測定結果 C = 0.0 cm2/㎡ と超高気密な数値が出ました!!
素晴らしい。
(正確にはC = 0.04cm2/㎡ です。小数点第二位は四捨五入ルールなので。)
(複数回測定して平均値をとるので実際はC = 0.1cm2/㎡という結果です)
いつも測定を依頼しているアオキ住建さんの最新型測定器は
C=0.1cm2/㎡ 以下も測れる優れものなんです。
まぁ0.1以下を測定することにあまり意味はない気もしますが・・・
北興建設の社長さま、片桐棟梁を始めとした現場の職方、
皆さんの努力の結果です。ありがとうございます。
私もほっと一息つけます。
個人的に今週で一番喜ばしい出来事でした。
引き続き頑張りましょう!!