喜多町の家2もハコダケ仕様ということで、コスト面の配慮から
ダイライトのような耐力面材は張らずにスジカイだけで耐力壁を作っています。
(防火下地の石膏ボードは張ってますが)
スジカイのみで耐震等級2をクリアしているので、斜め材だらけ。
ダブルでスジカイが交差して入るような所は、
どうやったってキレイに断熱材が入れられない。。。
グラスウールの様なマット状の断熱材だと施工性に難ありってことです。
世間ではよくある仕様ですがキチンと断熱材を施工しようとすると、
少々問題があります。
だから、ハコダケ仕様の場合は繊維系断熱材ではなく
現場発泡ウレタン断熱材(モコフォーム)を使っています。
これならばモコモコと発泡するので狭い隙間でも確実に断熱材が充填される。
設計通りの断熱性能を発揮するには適切な断熱施工が必須です!!
天井も発泡ウレタン吹付↓
断熱ラインを屋根面ではなく天井面とすることで、
気積(室内の容量)を減らして冷暖房効率を高める。
外部防水シートの検査も合格。
無垢フローリングはノルディックパインのオイル仕上↓
足触りも良くて経年すると飴色になっていく樹種です。
現場の様子(喜多町の家2) その三
2016.05.30 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士