上棟後、耐力面材(モイスTM)の施工です。
釘の種類と間隔が適切か、面材にメリコミ過ぎていないか、をしっかり確認。
そのあたりがいい加減だと計算上の耐震性が発揮できません。。。
膨大な本数の釘なので、釘打ち機なるマシンを使って施工していきますが、
配慮もなくガンガン打っていくと釘がめり込み過ぎるのが常。
釘打ち機のエア圧を弱めにして、少し釘が浮く位で施工して、最後は手で釘を締める。
メリコミ過多を防ぐにはそれしか方法はありません。
付加断熱の下地木材取付~付加断熱材の施工~タイベックシートの施工。
雨天時の施工だったため、外部足場にブルーシートを張ってしっかり養生します。
(繊維系断熱材は一度たりとも濡らしてはいけない)
(濡れると中々乾かないので)
内部の断熱材施工。
付加断熱材が105mm、充填断熱材が120mmで合計225mmの外壁断熱層となります。
これだけ断熱材が入ると遮音性もかなりのモノ。
自宅もそうですが、外部の騒音が入ってこないので家の中が静かです。
続いて防湿シートの施工。
壁内への水蒸気流入を防ぐ防湿層の役目を果たします。
コンセントやダクトまわりは専用の部材と気密テープを使って
隙間なく防湿層を連続させましょう。
シートの張り方やテープ処理など上手い下手の差が出やすいところ。
慣れた大工にやってほしい工程ですね。
サッシは全てYKKAPのAPW430。
ダイキョー定番のトリプルガラスの樹脂サッシです。
特にこの南側の大きな窓は “大開口スライディング” というスペシャルなヤツ。
引違窓のような見た目ですが、
開閉が軽くて(大判トリプルガラスはすごく重たい)
気密性能を保ちやすい(引違窓は経年時の気密低下が避けられない)
という、素晴らしい窓。
自邸のエコスライド窓と同じで障子の引寄機構があるので、引違窓のワンランク上と言った感じ。
相応に高額ですが、それに見合った価値はあると思います。
例のごとくインセットサッシとして納めます。
https://daikyo-kenko.co.jp/blog/1212/
サッシ廻りをポリスチレンフォーム断熱材で覆う事でフレームからの熱損失を微減。
家全体の熱損失量から考えると、その微減量は誤差の様なものですが、
サッシが結露しにくくなるというメリットがあります。
あと、窓が凹むことで印影が出来て外観上の利点?もあるかと。
ホリが深くなるというか平井堅というか・・・
南側の軒は深く深く。
積雪にも耐えられるように90センチほど梁を跳ね出しております。
この下に縁側を設置して、内部と外部がスムーズに繋がる計画。
楽しげな家になりそうです。
工事は後半戦に突入。