大恭建興

現場の様子(天下島の家) その四

2020.04.10 / 家づくり

外壁付加断熱下地の取付~付加断熱材の施工。

高性能グラスウール16k 105mm厚。

雨に濡れないようにブルーシートで仮設の屋根を設置して施工。

濡らしちゃあいけない断熱材は気を使います。

雨天が続くと難儀しますね・・・

サッシのツバはいつもテープで気密処理しているのですが、

今回はサッシのヒレに気密パッキンを挟み込む形で行います。

縁に付いている黒いテープと耐力面材が密着する事で気密化。

これも御施主様のオーダー。見えない部分へのこだわりを感じます。

サッシはインセットと言って、壁面よりもサッシが内側に入り込む仕様。

一般的な取り付け方と異なり、確実な防水処理が意外と難しい。

この部分について明確な施工マニュアル的なものが存在しないので、

自社で納まりをしっかりと考える必要があります。

実際に施工する職人やサッシメーカーの方々と協議して出来上がった、

信頼性の高い納まりです。施工性も良い。

デュポンのフラッシングシートとストレッチガードを張り込み、

フクビのウェザータイトを加工して取り付けています。

更にPSF断熱材を周囲に入れてサッシフレームからの熱損失を抑えます。

壁内の断熱材と防湿シートの施工。

高性能グラスウール16k 120mm厚。

付加断熱材と合せて225mm厚のスーパー高断熱な壁であります。

天井はセルローズファイバー吹込。

設計値は500mmですが、実際は600mm以上の厚みで施工しています。

ブローイング系断熱材を天井に施工する場合、

これだけの厚みがあると施工後に時間と共に沈下して、全体的に下がります。

それを見越して厚く吹いておくわけですね。

ダイキョーでは基本的に全棟、気密測定を行い、

大きな隙間が無いかどうかを確認しています。

まずは気密工事完了後、中間時の気密測定を実施。

気密化を頑張ったかいもあり、良好な結果となりました。

隙間の総量 15cm2 ÷ 延床面積 109.31㎡ = 0.137cm2/㎡

例のごとく、小数点以下第二位を四捨五入してC値=0.1cm2/㎡

床断熱工法の物件としては過去最低値です。

折田棟梁、ごくろうさまでした!!

(竣工時の最終測定まで気は抜けませんが)

工事は終盤戦に突入です。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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