スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2020.02.13
電気代比較 G1とG2

冬場に伺うOB様宅の定期点検。

全館暖房の効き具合を体感出来たり、

サーモカメラで温度ムラを視認したり、

電気代の情報を頂いたりと、

色んな情報を得られるので、大変有意義なものです。

 

先日は “井土巻の家2” に一年点検に伺ってきました。

屋内は整理整頓され、とってもキレイに住んで頂いています。嬉しいですね。

床下エアコンによる全館暖房も快調で、

玄関ドアを開ければ土間からもう暖かい。

この日は今シーズンの冬としては珍しく、随分と寒い日でした。

外気温は0℃~1℃で、日中も気温が上がらず、雪が降り続く。

これぞ新潟の冬という感じ。

床下エアコンの設定温度は21℃で運転。

夜寝るときは暑いので停めているそうです。

(設定温度を下げるだけでもOKですよ)

LDKの温湿度計は22℃ほど。

この建物の外皮グレードはG1クラスなので、

トリプルガラスでは無いし、外壁付加断熱もしていません。

それでも家中は均一に暖められ、とっても快適です。

床下エアコンはやっぱり冬場の体感が抜群に良い。

廊下の床はもちろん、家中隅々までしっかり暖かい。

二階に上がるとさすがに2℃ほど下がりますが、

それでも室温は20℃あるわけで、寒いわけでは無い。

 

冬は1台の床下エアコンで全館暖房。

夏は1台の壁掛エアコンで全館冷房。

・Ua値=0.41W/㎡・k

・Q値=1.22W/㎡・k

・C値=0.18cm2/㎡

・延床面積36坪程

これで年間(一年目)のトータルの電気代は約18万円だそうです。

暖房初年度は基礎コンクリートの水分が飛んでないので、

暖房エネルギーが水分の蒸発エネルギーに奪われ、暖房費用がかさみがち。

二年目はもう少し安くなる見込みです。

 

参考までに “花園の家2” のデータを御紹介。

“井土巻の家2” と家族構成や間取り、規模が近く、比較しやすい。

・Ua値=0.31W/㎡・k

・Q値=0.92W/㎡・k

・C値=0.31cm2/㎡

・延床面積35坪程

このお宅の一年目の電気代は約15万円。3万円ほど安いですね。

その差は断熱グレード。

こちらは付加断熱とトリプルサッシを装備したG2グレード仕様なので

やはりエアコンの負荷が小さくそれが3万円/年という差が出ています。

Q-pex(温熱計算ソフト)の燃費シミュレーションの数値にかなり近いです。

30年住めば90万円の差。

 

これをどう考えるかは奥が深い話。

当然G2の方が建築コストが多くかかるので、「どちらが絶対的によい」とは一概に言いにくい。

昨今の高断熱住宅界隈はスペック競争になりがちなんですが、一番大切なのはバランス感。

費用対効果と言うか、

イニシャルコスト × ランニングコスト × 快適さ

のバランスですよね。これがとっても奥深い。

“ちょうどいい温熱性能” ってのはどこらへんなのでしょう。日々勉強です。

 

いずれにせよ、

快適に経済的に暮らすならば、やはりHEAT20 G1グレードは必須。

初期投資できる余裕があるならばG2グレードもおススメ。

もっとやりたい方々はG3グレードでしょうか!

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士

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