大恭建興

床下空間はどの程度汚れるのか

2019.12.20 / 家づくり

床下暖房システムの話。

ダイキョーでは基礎断熱工法に床下エアコンを組み合わせて、

床下暖房を行う手法を数多くのお宅で採用しています。

ノウハウとしては新住協のものがベースで、歴史も実績もあるシステムであります。

足元からの低温輻射暖房は大変心地よいものです。

ダイキョーでは5年ほど前からこの仕組みを採用していて、色々なデータも蓄積されてきました。

多大なメリットがある一方、デメリットがないわけでは無い。

一番よく聞かれるのは「床下空間の汚れって大丈夫?ホコリっぽくならない?」という件。

先日、一年点検に伺った際に潜った床下空間↓

ダイソン片手に潜りましたが、基本的には引渡時のまま。

キレイなものです。どこのお宅も大体こんな感じ。

汚れがあるのは床の吹き出しスリットの真下で、

ホコリではなくて髪の毛とかビーズとか、重量のあるゴミが少々。

一年点検時にはダイソンでそれらを吸い取ります。

床の吹き出しスリットの真下。

多少、ゴミっぽいものが落ちているが量は少ない。

こちらはもうすぐ築後4年を迎えるお宅の床下空間↓

目だった汚れもなく、キレイな状態です。

一年目の物件とほとんど変わらない様子。

床の吹き出しスリット↓

この直下にどうしても少々のゴミが落ちる模様。

大した量ではありませんが、気になるようであれば掃除しましょう。

(御依頼があれば弊社で清掃作業します!)

床下エアコン稼働時は大量の空気が床下へ送り込まれて、床下空間が正圧になります。

床の吹き出しスリットからは相当量の吹き出しがあるので、

ホコリのような軽いゴミは下へ落ちにくくなります。

問題はエアコンが動いてない時、

空気の吹き出しが無いのでホコリや髪の毛が床下へ落ちやすくなります。。。

そこで!

ダイキョーでは床下の汚れ軽減策として、下記の画像のような換気システムを併用しています。

24時間換気システムの給気口を床下に設置して、床下空間を給気チャンバーとする手法です。

説明が下手だな・・・

つまり、24時間365日、床下空間が正圧であり、

床吹き出しスリットから空気が吹き出している状態。(微量ですが)

一般的な24時間換気システムと比較した場合、

ホコリが落ちにくいので、床下を清潔に保ちやすいのではないかと考えています。

本題とは関係ないですが、本日伺ったOB様宅の外回り↓

引渡時は何も無かった庭が、

芝生や植栽でにぎやかになっています。いい感じ。

やっぱり住宅にとって緑は大切な要素ですね。

オーク材の無垢フローリングは色味が深くなり、自然な照りが出てきました。(築後4年)

年に一回、キチンとメンテナンスオイルでお手入れされているそうです。

グッドエイジングとは正にこの事でしょう。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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