大恭建興

現場の様子(若草の家)

2014.08.01 / 家づくり

屋根工事完了。
瓦葺きだった屋根はアスファルトシングル葺きになりました。
ガラス繊維とアスファルトで出来た基材(シート)に天然石が吹付けてある屋根材で、
金属屋根には無い柔らかな風合いが魅力。
昔はオークリッジプロという商品名だったのが、今はリッジウェイと呼ぶようで。
耐久性と価格のバランスも良くて、割とお気に入りの屋根材ですね。



耐震補強も終え、順調に工事は進みます。
続いて高断熱化。
長期優良住宅化リフォームなので、
高レベルの気密断熱性能が求められます。
省エネルギー対策の等級4を満たすべく、
下記のような断熱工事を施します。

・窓の断熱化(イマドキの断熱サッシへすべて交換)
・屋根の断熱化(アクアフォーム吹付)
・外壁の断熱化(アクアフォーム吹付)
・床の断熱化(フェノールフォーム充填)

元々ほとんど断熱材が入ってない家なので、
温熱環境は劇的に改善され、快適な空間へと生まれ変わります。



古い建物は床下地の強度も不足気味なので
1F床組も新設してます。
レーザーレベラーで水平出しもキチンと行い、平らな床となりました。
断熱材(フェノールフォーム)を根太間に落とし込みます。



屋根と壁の断熱はアクアフォーム。

この年代の木造だと、
柱や梁などがが乾燥収縮で反ったりねじれたりしてます。
加工精度の問題もあり、柱も120mm角と110mm角が混在していたり、、、

そんな状態なので、
柱外側にボード状の材料を張っても柱とボードが密着せず、
どうしてもの隙間が出来てしまう。。。
ボード気密工法のような「面材で気密化」という考え方だと
やはり無理があります。
現場発泡のアクアフォームならそういった隙間も埋めてくれるので、
簡単確実に高気密化できます。






昨今は多種多様な断熱材、断熱方法がありますが、
どれも一長一短あるわけです。
現場の事、設計の事、コストの事、
それらを総合的に判断する必要があり、
ケースバイケースってことですね。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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