社長ブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2026.10.13
社屋の外壁をリニューアルしてみました

現在の社屋に移転してから今年でちょうど10年が経過。

(あっという間の10年でした、、、)

木製外壁の素晴らしさを皆さんに知っていただくために過半が杉板張となっておりまして、

杉板の灰色化が進んで真っ白になってそれはそれで趣があって良いのだけれど、

代わり映えがなくて面白くない気もして。

ちょうど大工の手が空いたのもあり、外壁をリニューアルしてみました。

多種多様な杉板外壁を見比べることができますよ!!

ヴァレーマが設置されている1階のミーティングルームは3年前に増設したもの。

まだ真新しいのでこの部分の外壁はそのまま継続利用しました。

杉赤身板よろい張+ウッドロングエコ仕上。板の幅は狭め。

まだウッドロングエコの茶褐色は残っていて、少しだけ灰色化が進んでいる感じ。

軒の出がほとんどない部位なので雨に当たりやすく灰色化のペースは速い。

木製外壁を留め付ける釘は真鍮製。

最初は金色にピカピカ輝いていてすぐに表面が酸化してつや消し状態になります。

経年した杉板外壁との馴染みも良く幅広く使われている釘であります。

ダイキョースタンダードはこの真鍮製です。

新たに張り替えた部分は 杉赤身板大和張+ウッドロングエコ仕上 としております。

大和張(やまとばり)と読みます。板を交互に重ねて縦に張る手法です。

板と板の間に隙間があり、よろい張りとまた違う立体感が特徴。

灰色化が進んだ十年物の杉板外壁も一部残してあるので新旧を見比べることが出来ます。

エイジングが進み茶褐色からシルバーグレー色へ。

で、下の写真はその10年経過した外壁を研磨して塗り替えているところ。

せっかくやるなら見た目の変化も欲しいと考え濃色(エボニー色)に塗装してみました。

いわゆる「イメチェン」です。死語でしょうか。

ウッドロングエコは塗膜を張らないから、

将来再塗装を行う際に下地処理の手間がかからずいいあんばい。

表面の風化した層をヤスリでサッと削ってから、

オスモのウッドステインプロテクターを塗布。

塗膜を張らない含侵系保護塗料の中では高耐久な商品ですが、

5年~10年で色が褪せてきます(条件によりけり)。

ウッドロングエコとウッドステインプロテクター(エボニー色)の組み合わせ。

黒塗りだけど木目はしっかりと残るから木の質感を損なわない。

なお、濃色に塗装するとどうしても色褪せが目立ちます。

その色褪せが嫌ならば5年~10年で再塗装しましょう。

また最近はグレー色に着色することで木の灰色化と馴染ませて

退色を目立たせないようにする手法をよく見かけます。

色褪せた見た目が苦手な方にはそちらがおススメです。

「色が褪せる」と言うとネガティブなイメージを持たれがち。

「味わいが深まる」とでも言えばいいのでしょうか。

人間で例えてみると

「美容整形にお金かけまくって実年齢よりも異様に若く見える人よりも、

年齢相応にシミやシワがあった方が健全に見える」

という感じ?

・・・

・・・

ちなみに自邸の杉板外壁は9年が経過し味わいが深まってきました。

軒が深く雨が当たりにくい部分はまだ当初の茶褐色が残っているのでムラ感があります。

まぁこんなものでしょう。いずれすべてシルバーグレー色になるはずです。

そのまま経年変化を受け入れましょう。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士