“ひ生の家”
屋内の壁仕上はDIYによる「ヌリカベ」としております。
住宅の内装仕上げに使われる材料としては壁紙(ビニールクロス)が圧倒的に一般的ですが、
自然素材を多用するダイキョーのような工務店は壁紙(ビニールクロス)ではなくて、
漆喰や珪藻土のような自然由来の仕上材(ヌリカベ)を使いたがります。
調湿や消臭などの副次的な効果もいくらかありつつ、
最大のメリットはやはり本物だけが持つ質感や風合いが得られ、それが長続きするという点。
ビニールクロスが経年劣化するならば、ヌリカベは経年美化するんですよね。だからおススメ。
手間がかかる分、ちょっと高いですけどね。自分で施工すれば価格も抑えられます。
また、ヌリカベと言っても材料や工法は多種多様。
施工が難しいもの、簡単なもの、色々あります。
今回のヌリカベDIYは比較的難易度が低いコースで実施させて頂きました。

今回塗っていくのは プラネットウォール というモノ。
漆喰(しっくい)の一種で、ダイキョーヌリカベDIYの定番商品です。
練ってある状態でパッケージに入っているので粉から混ぜる必要がなくてお手軽。
さらに施工はコテじゃなくてローラーで出来るから、素人さんでも扱いやすいヌリカベ材です。

下地のパテ処理と下紙施工はプロに依頼したので、施主様が行うのは最終工程のみ。
最初に養生や塗り方をレクチャーさせて頂き、まずは実践です。
練習も兼ねるので収納等の目立たない壁面から取り組むと良いでしょう。

ローラー塗りのメリットは施工スピードが速く、仕上がりも比較的均質になるところ。
ヌリカベ初挑戦という方々にお勧めしやすいのはこういう材料です。
でも中には
「塗厚がしっかりと欲しい!」「コテムラ感がいいんじゃないか!」
というコテヌリ派もおられます。
時間と気合があるのであれば、我々お付き合いさせて頂きます。

ヌリカベを天井に塗るのはたいへんなので、天井は木質系の仕上が無難。
今回はシナベニヤを張っておりまして、白い漆喰とのコントラストがいいあんばいです。

大屋根に沿ったダイナミックな勾配天井。
吹抜と床座リビングが特徴的なお宅。玄関土間も広く開放的。

来週末の完成見学会に備えて床下エアコンも運転開始しております。
週間予報を見ると来週は雪だるまがチラホラ。
当日は床下暖房の快適さをご体感頂けるでしょう。

見学会の御予約は下記URLを御確認ください。
11月23日(日)、24日(月)小千谷市にて予約制のオープンハウスを開催します。|お知らせ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興

・許容応力度計算による耐震等級3(積雪1.0m時)
・Ua値 0.25W/㎡・k(Q-pex5.00) ※HEAT20G2グレード 断熱等級6
・C値 0.06cm2/㎡(中間時実測。竣工測定はこれから)
・床下エアコン1台による全館暖房
・壁掛エアコン1台による全館冷房
・認定長期優良住宅

