大恭建興

現場の様子(河渡新町の家) その三

2025.04.10 / 家づくり

“河渡新町の家”

上棟後の様子をダイジェストで御紹介。

まずは外周部の耐力面材(タイガーEXハイパー)を張っていきます。

耐震と防火を担う大きな板状の材料。

各メーカーから色々な商品が出ておりまして、

EXハイパーはこの手の商品の中では最も軽量な部類。

作業に当たる大工達からの評判もいいですね。

(と言っても1枚18kgありますが)

この耐力面材を全て張り終えたら、釘の施工が適切に行われているかチェックします。

設計担当と現場監督が構造図面を片手に耐力壁の位置や仕様を確認しつつ、

釘の種類、縁あき寸法、メリコミ過多などの不備が無いか見て行きます

膨大な数の釘を現場で打つわけで、

一つの不備もなく完璧という事はなかなか難しい。人間ですから。

釘チェック完了後、

耐力面材の継手に気密テープを張って、

付加断熱材(ネオマフォーム)を張って、

サッシ(APW430)を取り付ける。

ピンク色の暖かそうな断熱材。45mm厚。

その後、

タイベックシートを張って、

サッシ廻りやダクト廻りに防水テープを張って、

外壁下地木材を取り付ける。

ここで外壁下地の防水検査を行います。

タイベックシートや防水テープがルール通りに施工されているか確認。

一般的に住宅の外壁は二重の防水層で成り立っておりまして、

このタイベックシートが二次防水層、外壁そのものが一次防水層となります。

外壁(一次防水)を突破して雨水が侵入しても、

タイベックシート(二次防水)でブロックするという構図。

二段構えで雨水から守られているのです。

内部耐力壁(スジカイ)の施工。

火打金物の施工。

柱頭柱脚金物(引抜金物)の施工。

耐力壁と金物設置が完了したら、構造金物検査です。

耐震要素が構造図面の通りに施工されているかチェックしていきます。

基礎断熱材の施工。

基礎コンクリートの内側(室内側)にPSF3種bの50~100mm厚を施工。

床下暖房の効率を高めるために基礎スラブ上は全面断熱としております。

天井下地組 ~ 天井気密シート施工 ~ 天井断熱材施工 ~

セルローズファイバー350mm厚。

実際は400~450mm厚くらいあるかな。

これなら事後に沈下しても(そういう特性がある)設計値を下回る事はないでしょう。

気密断熱工事が完了したら、中間の気密測定を実施。

総相当隙間面積 28 cm2 ÷ 実質延床面積 145.36 ㎡ = 0.19262....

四捨五入ルールに沿って C値 = 0.2 cm2/㎡  という結果となりました。

気密ラインが複雑で施工が難しい部分がありながらこの数値はGOODJOBです。

小倉棟梁、いつもありがとうございます。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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