“悠久町の家”
上棟後の工事の流れ。
耐力面材(タイガーEXハイパー)施工 ~ 釘チェック ~
耐力面材の継手を気密テープ処理。
サッシ廻りに下地木材を取付。
外壁付加断熱材施工。ネオマフォーム45mm厚。
サッシ取付 ~ 透湿防水シート施工 ~ 防水テープ処理 ~ 外部防水検査 ~
樹脂トリプルサッシ(YKKAP APW430)が標準仕様。
サッシの下地木材には防水処理と気密処理を施します。
内部耐力壁や構造接合金物施工。
柱の引抜力を受ける金物。
梁と梁を繋ぐ、短冊金物。
火打金物や雲筋交を施工。
構造躯体検査合格後、次工程へ。
基礎内側の断熱材施工。スラブ上は全面断熱、PSF3種b 50mm厚。
立上りは100mm厚。
基礎コンクリートが露出している部分にしっかりと断熱材を被せて、
隙間は発泡ウレタン断熱材で埋めます。
断熱材上部に保護板を張って基礎断熱工事が完了です。
壁内に高性能グラスウール16k 105mm厚を充填。
その後、防湿シートを室内側に施工。
コンセントボックスやダクトなどのシート貫通部は気密BOXと気密テープで塞ぎます。
天井下地を組んで、気密防湿シートを張って、石膏ボードを張る。
その後、天井断熱材を小屋裏空間から施工していきます。
セルローズファイバー断熱材をブローイング。
マット系断熱材を天井に隙間なく入れていくのは至難の業ですから、
やはり天井断熱にはブローイング方式が向いています。
多少の凹凸や隙間があってもしっかり断熱材が充填される安心感。
ここで中間の気密測定を行います。
総相当隙間面積 25cm2 ÷ 実質延床面積 152.73㎡ = 0.1636....
四捨五入ルールに沿って C=0.2cm2/㎡ という結果でございました。
いつの頃からか C=0.1~0.2 が当たり前になってしまいましたね。
中村棟梁、いつもありがとうございます。
・・・
ちなみにダイキョーの新築住宅では全棟気密測定を行っておりまして、
気密工事に関して様々なデータが蓄積されております。
その中から、
2024年にお引渡させて頂いた新築物件17棟の気密測定結果をまとめてみたところ、
竣工時の気密測定結果の平均は 0.15cm2/㎡ という結果となりました。
(小数点第三位は切り捨て)
小数点第二位を四捨五入という公式ルールに沿うと、
C=0.1 が9棟
C=0.2 が7棟
C=0.3 が1棟
という結果。
2024年度もハイレベルな気密性能を安定して叩き出しております。
職人達の技術と配慮、気密を担保しやすい設計、好成績の要因はこのあたりでしょうか。